聖パウロ学園 イノベーティブエデュケーター(01)考える力と英語力とハイブリッド授業
★本日、午前午後と聖パウロ学園は学校説明会を行います。昨日高橋博理事長・学園長と広報の先生方はリハーサルを行っていたときに、東京都の新型コロナウィルス感染者が463人らしいという情報がはいりました。もともとノー3密の空間をつくるために、午前午後の2回に分け、予約制にしていましたが、一層緊張が走りました。
★演者はマスクをするのかフェースシールド(ブルータイプか口元タイプかも検討)をするか試してみた末、アクリル板をつけるのが、自然に話しやすいということになりました。マスク着用を原則とし、登壇時はアクリル板を活用ということになったようです。
★そして、アルコール消毒をはじめ、感染防止に余念がありません。
★話のストーリーを通しで行っていった際に、望月先生のオンライン授業の様子を動画にまとめたプレゼンテーションがありました。改めて、聖パウロ学園のオンライン授業は、Youtubeやグーグルミート、Zoomなどをつかったオンディマンドと対面双方型の会議システムを活用したオンライン授業をきっちりやっていたことを確認しました。
★少人数ということもあり、毎日1人ひとりと面談ができているし、基礎基本は、オンディマンドで動画やワークシートを配信し、会議システムを通しては、対話しながら深い思考をフル回転するというコンビネーションがなされていました。
★また、体育の授業のダンスのオンライン授業の様子は圧巻でした。在宅学習はエモーショナル、フィジカル、ソーシャルの3つの面のケアが重要になったわけですが、この学年全体で行うダンスの授業は、生徒に勇気と愛と団結を喚起/歓喜したようです。
★今回のオンライン授業の経験は、パンデミック第2波、第3波、あるいは気候変動などの災害時にも対応できる準備にもなったのですが、何より大きな成果は、緊急事態宣言解除後の学校再開のニューノーマルな学校空間の中で展開されるリアルな授業においてオンライン授業もパラレルに活用するハイブリッド授業が生まれたということです。
★高橋博理事長・学園長によると、Wifiの容量の強化及び、生徒1人1台体制を整える準備も開始したようです。
★八王子エリアでは、私立公立問わず、ここまでのオンライン授業を徹底して行っているところは数校しかありません。本日の説明会参加予約者も例年と変わらずの数だといいます。
★入学時はいわゆる偏差値は50前後の生徒が入ってきます。この偏差値というランキング主義に生徒は悩んだり不安に思ったりしないかといえば嘘になります。自己肯定感も削がれます。でも、そんな他者にあてがわれた基準に右往左往させられるのではなく、自分の意思決定基準を見つけ、自分という存在のかけがえのない価値や才能を大事にする先生方との対話の学園生活は、不安を払拭し、自信と勇気を回復します。
★思考力は、実は学力以上に、この自分を見つめる時に力を発揮します。従来の偏差値ベースの受験勉強では、この思考力を養う必要がなかったので、どんどん自分が見失われ、自己肯定感が低い情況を生み出してきたのでしょう。今こそ思考力は磨き上げたいのは、そういう理由なのです。
★もちろん、学力も大事です。たとえば、英検で準1級に達する生徒や2級を取得する生徒が複数でてくる状況になってきてもいます。
★おそらく準2級はほぼ全員が取得する時代も近いでしょう。
★今回のパンデミックは世界同時的ですから、互いにリアルに行き交うことができません。しかし、交流は文化や価値観の違いを理解し、平和な意識や活動を共有するためには必須な教育活動です。
★聖パウロ学園はすでにオンラインで交流をしてきた実績がありますから、今後はそれを拡大していくでしょう。今まで力を入れてきた英語とオンライン環境と思考力育成教育というイノベーションは改めて重要だということが、このリハーサルを通して再認識され、共有されました。
★本日の学校説明会は、生徒1人ひとりが勇気と愛と自信を抱くことになる場となるでしょう。
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