2021年の入試(28)オンライン説明会の宝庫 「おうちdeしゅともし」の特設ページ①文化学園大学杉並
★7月5日(日)、首都圏模試センターは「合判模試」を実施します。前回同様、生徒は自宅で受験します。そして、同時開催で、オンライン説明会を視聴できます。今回は今のところ106校が参加です。首都圏私立中高一貫校の30%シェアです。ここに参加している学校は暗黙のメッセージとして、ポストコロナの新たな進歩主義的な学校として名乗りを挙げているという意味もあり、この30%という数字の背景には未来を動かすウネリが横たわっています。「駒場東邦」が参加しているというのも、これは何か起こる予感がします。ポストコロナはサイエンスメインになることはたしかですから。
★さて、まずはこの特設ページにアクセスしてみてください。前回に比べ、一目瞭然になっています。なかなか壮観です。各学校のオンライン説明会が、LIVE配信なのか、オンディマンドなのか、個別相談や体験授業も配信するのかなどすぐにわかります。
★昨夜、工学院の教務主任の田中歩先生とオンライン対話をしていて、この特設ページを共有しながら、ブレストしていたのですが、改めて気づきの多い特設サイトだと感じました。おススメです。
★今までだと、これだけの情報を収集するのに丸一年かかっていたのが、あっという間にサクサクみていけます。まるで、田中歩先生のオンライン授業を受けているような雰囲気にもなりました。こうやって、田中歩先生は、コンパラティブスタディーを対話しながら行い、生徒から気づきを引き出していくのだなあと感じながら対話は続いていきました。
★田中歩先生自身もオンライン説明会の企画実施者でもありますから、各学校の説明会のアイデアをどんどん収集し、ご自身の生徒ととの対話プログラムをモニタリングしていました。対話の中ででてきたいくつかの話を紹介していきましょう。
★文化学園大学杉並のラインナップは、座標の4つの領域すべてぶら下げています。文杉のDDコースは、すべての教科をオールイングリッシュで行うということや、カナダのBC州のカリキュラムを実施しているというのはわかっていましたが、文杉と同じようにBCオフショアスクールというコミュニティがこんなにも艶やかに存在しているというのは、動画を見てはじめて了解できることだと。
★工学院もケンブリッジイングリッシュスクールやラウンドスクエアの加盟校ですが、そこで工学院がどんな教育活動をしているかフューチャーしているけれど、コミュニティの意味や価値の全貌を示す動画を発信していないなあと。
★また、授業の中身はリアルなキャンパスで見てもらうに限ると考えていたけれど、動画できちんと説明するのも必要だと気づいたようでした。さすがですね。(つづく)
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