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2020年6月19日 (金)

2021年の入試(17)2021年の中学入試はどうなるか?ハイブリッドで多様な入試が開花。2科4科も含めてグレートリセット世界を前提とする。

★一斉休校、分散登校、新しい日常の学校とポストコロナを経験している私たちですが、そんな中でも1人ひとり未来への見通しを立てることをとめません。学びを止めない、命を守るのは、いまここで未来の希望と幸福に想いを馳せ実現すべき発想やスキルを実装するためです。その準備ができるいまこここそワクワクするわけです。モチベ―ションが膨らむわけです。

★中学入試も、その実装のための機会です。となるとポストコロナ時代が必要とする発想やスキルの潜在的可能性を試す入試になるでしょう。

Inter-world-maker

(カクテルグラスチャートは、世界認識・世界制作のときにわかりやすい)

★ですから、あまり形態に足元をすくわれないようにしていくことが今後は大切です。学校もアドミッションポリシーとして、多様な入試の形態一つ一つの<意味>を語っていくでしょう。

★来年のダボス会議のテーマは「ザ・グレートリセット」で「タレンティズム(才能主義)」です。ダボス会議は、世界の富裕層や国家のリーダー、NGOが集まって、世界の幸せな方向性を議論し合う場です。ある意味地球規模の集合知といえます。もちろん、だからといって鵜呑みにする必要はないし、してはいけないのですが、大きな流れへのインパクトを無視することはできません。

★資本主義は、簡単に言うと功利主義的な「Ego Maker」を生み出し広げてきたことは異論がないでしょう。彼らのグローバリゼーションは、経済と自然と精神のつながりを包括するものではなく、経済に限ったものだったので、格差や環境破壊などSDGsが是正する問題を生み出してきたことも説明するまでもないでしょう。

★今回の世界規模のパンデミックには、そのことを痛いほど思い知らされたわけです。誰しもこのままではいけない。1人ひとりが幸せに生きるには何をしらよいのか想いを馳せる日々を送っているはずです。その過程で、遠くの世界でも身近な世界でも悲惨な事件が次々起きていて、その原因は、このパンデミックが露にした現代社会システムの欠陥だということも、日々ニュース報道でわかっています。

★その想いをダボス会議は「ザ・グレートリセット」という言葉で鷲づかみしました。

★グレートリセットというイノベーションによるパラダイムシフトやパラダイムシフトによるイノベーションの創発ということ自体は、古代、中世、近世、近代と人間の世界認識が変容してきたわけですから、実は新しい動きではないのです。

★しかし、今までの世界認識は、あくまで人間社会のシステム進化であったのですが、今回は社会と自然と精神の循環世界を創るという話です。つまり、私たちは<Ego Maker>から<Inter-World Maker>へ自己変容していくわけです。「ザ・グレートリセット」という名称にはそういう意味がこめられていることを期待します。そのテーマのキーワードが「タレンティスム(才能主義)」ですから、そうだろうなあと推測するわけですし、もしもダボス会議がそうでなければ、そのように自分たちでしていかなくてはと思うのです。

★そうなってくると、時代精神に最も敏感な中学入試問題には、それが反映するでしょう。すでに聖学院が先週オンライン思考力セミナーを実施して、テーマを「afterコロナ」として設定したのですから、さすがです。

★このような新タイプ入試だけではなく、2科4科でも当然同じようなテーマが取り扱われるでしょう。100字から200字くらいの論述も各学校多くなるでしょう。タレンティズムの流れは、新タイプ入試でなければ反映できないかというとそんなことはありません。中学入試という場を活用して、子供の未来をみんなで考える場を創りたいものです。

★入試の形態としては、タレンティスムに対応すべく、多様なカタチになると思います。

・2科4科入試

・1科目入試

・得意科目入試

・適性検査型入試

・思考力入試

・自己アピール入試

・プログラミング入試

・PBL入試

・AL入試

・総合型入試

・英語入試

・帰国生入試

・オンライン入試

★など多様な形態が花開くでしょう。

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