« 2021年の入試(32)聖学院インパクトいよいよ始まります! | トップページ | 2021年の入試(34)オンライン説明会の宝庫 「おうちdeしゅともし」の特設ページ➄国学院久我山 »

2020年6月29日 (月)

2021年の入試(33)品川翔英 ポストコロナ時代に必要とされる教師の学びの場着々

★ここのところ2週間に一度の割合で、品川翔英の国語科の先生方とZoomでERD(Empowerment Reflection Dialogue)研修を行っています。すでにPBL授業を行える先生ばかりですし、今回の一斉休校の間にかなりICT技術を体得しています。ですから広く深い対話ができます。結論先取り的に言うと、前回の田中先生の授業に引き続き、今回の平岡先生の漢文のハイブリッドPBL型授業も、高いステージに達していました。

Se1

★もちろん、最終的には、ステージ×スコアで60点満点でちゃんとクオリティスコア(スコアは9月以降の研修でつけていきます)がつくので、平岡先生ご自身もまだまだいけるのだと自分にエールをおくっています。アップデートを心がけるその姿勢がすてきですね。

Stage_20200629004401

★そして、何よりエンパワーメントリフレクションですから、仲間が感じたことや考えたこと、多角的なアプローチでアナリーゼを行っていきます。その結果がステージ5.0だということですから、共感的なコミュニケーションが国語科内にパーッと広がります。

★どんなフィードバックやメッセージを投げ合うかというと、平岡先生自身のハイブリッドPBL授業のプレゼンが終わった後に、たとえば、次のような感じで贈ります。

「平岡先生、ありがとうございました。先生の工夫とアイディアが、生徒への理解と、慣れない関係性を融和させる効果があったことと思います。グラフの提示、データとしても残せていいですね。」

「生徒のフィードバックがあるのがいいなと思いました。新入生へのケアが難しいのよく分かります!逆にそういうアクティビティで仲良くなれることもあると思うので、非常にいいと思いました。」

「とても計画的だと思いました。生徒のためを思ってわかりやすい授業ですね。アンケートは授業改善に役立つので、私も早速やってみます。」

★PBLの授業デザインやICTのツールの使い方、グーグルフォームによるアンケート・リフレクション、データエビデンスなど、オンラインPBL授業を行って全部できるようになったと平岡先生は語りますが、そのことが仲間からのフィードバックやメッセージからもよく伝わってきます。

★そのあとに、

①「知の座標」

②「脳領域座標」

③「パターンランゲージ」

④「アクティビティ」

➄「Thinking Skills System」

⑥「GRR分析」を行っていって、

⑦最終的にハイブリッドPBLのステージのポジショニングを相互承認していきます。

このように、7つの面でアナリーゼを行ていき、最後にまたフィードバック。こんな感じでした。

「ありがとうございました。まさにグロースマインドセットの授業展開だったと思います。生徒同士がコミュニケーションできる学びの場となったようですね。大変勉強になりました。」

「本日はありがとうございました。漢文での新しい授業展開が私としてはとても新鮮で、勉強になりました。計画的に授業作りをされていることが伝わってきました。時間というものを私も意識しながら取り組んでいきたいなと思います。」

「漢文の授業の中で、様々な試みがなされていました。自分自身の授業と比較すると、大変な計画性と工夫、また理解度や生徒の状況の把握を心がけている、高い緻密性を感じました。勉強させていただきました。」

★とかなり深い分析になっているし、自分だったらどうするかという相乗効果もでてきています。そして、平岡先生も次のようにメッセージを伝えました。

「国語科の先生方に自分の授業を見ていただいて分析していただく時間は本当に貴重なものだと思いました。私含め、先生方が作られた授業やそれに対する生徒の反応など、どこかにまとめておけるとさらに良いかと思いました。今回いただいたアドバイスを前向きに捉えて、また来週からの授業を楽しみながらやっていきたいと思います。」

Se2

(User Local AIテキストマイニグを使用)

★ZoomやMeetなどの会議システムは、チャット機能が使えます。先生方は、ご自身で授業の中で活用していますから、研修も実にスムーズです。プレゼン、傾聴、対話という中で、チェックインとプロセスとチェックアウトの時点でまずは独りで思いを馳せる時間をとり、それをロゴス化して、シェアもできるのはオンライン授業の優れたところですね。

★チャットはそのつど、テキストマイニングしていきます。すると、最初はそれぞれ自分の世界の中での思いを述べているのですが、徐々に共通する重要な感じ方や考え方の塊がでてくるのが、上記の図でわかります。だんだん宇宙が出来ていく感じです。

★チャットの後、互いにシェアし、そのあとにこの図をみて、再度対話します。

★このようにオンラインを使うと、共感的コミュニケーションを促進し豊かにしていける実感を得ることができます。

★これは、先生方が行うオンライン授業でもそうでしょう。今後、品川翔英は、学校が再開になって、本格的なハイブリッドPBL授業になっていきます。

★それゆえ、次回のERD研修も、リアルな空間に集まりながらも、ノー3密ですからZoomも使いながら、ハイブリッドで行っていく予定です。先生方と協力して、リアルとオンラインの良いところどりをしてみたいと思います。またご紹介します。

★品川翔英の先生方、刺激的で新しいアイデアも生まれたすてきな時間をありがとうございました。

|

« 2021年の入試(32)聖学院インパクトいよいよ始まります! | トップページ | 2021年の入試(34)オンライン説明会の宝庫 「おうちdeしゅともし」の特設ページ➄国学院久我山 »

入試市場」カテゴリの記事