ポスト・コロナショック時代の私立学校(119)アサンプション国際小学校 ノー3密空間はニュートンの創造的休暇PBL!
★本日夕刻、あっという間の2時間強が過ぎました。アサンプション国際小学校の教頭蒲生先生と教務主任・PBL研修リーダー阿弥先生とZoomミーティングを行いました。発想の大転換が生まれ、クオリティイノベーティブ授業のアイデアや研修プラニングが沸騰したのです。
★同校は、大阪箕面市にあるので、まずは5月末から分散型の週2で1時間のみの登校。そして、6月から2週間は分散登校のまま短縮授業にして、徐々に15日から通常授業を再開できるようにと動いています。
★その準備過程の最中に、阿弥先生が、ノー3密でどうやってPBL授業を行ったら効果的か話した~い!と想いたったそうです。蒲生先生も、第2波、第3波に向けてどんな準備をしたらよいのか参加していいですかあ~!とメールが入ったので、3人でZoomでとなったのです。
★休校中のオンディマンド動画と課題や解答のWebでのやりとりの経験を通して、さらなるイノベーションをということでしょう。
★特に、小学校低学年の場合、ノー3密空間で、タブレットを使って行っても、効果があがるイメージがつきにくいというのです。
★阿弥先生は、究極のPBL授業の達人ですから、対話や議論のできないPBLをイメージできないというのです。そこで、ノー3密の空間は、実はニュートンがペストで疎開して一人で深い思考にはいっていった創造的休暇空間と同じではないかと考えることにしました。
★逆にオンライン空間は、制約はあるもののできるだけいつものPBL空間に近づけたものなのだと考えることにしました。
★すると、そこから、阿弥先生の表情は一変しました。対話や議論で、多様な視点や考え方、感じ方を大切にしてきましたが、それは視野を広げるベクトルでした。しかし、今度は深く考え感じる個人作業を中心とするプロジェクトにするわけですね。そして、絵や物語、一人芝居、プレゼンテーションなどプロダクトを教室のステージで発信し、みんなからフィードバックをペーパーでもらう。そして、そのペーパーを整理して、さらにブラッシュアップしていく。
★一見作業は1人で行うのですが、内面的には多くの仲間の感じ方や考え方を吸収できますね。アフターコロナは、広げるPBLに深めるPBLを新たに創ることになるのですね。平時に戻った時、広げるPBL×深めるPBLをデザインできます!と。
★また、Zoomの共有機能を使い、ノー3密空間でのジャムボードの使い方やテキストマイニングの活用方法も試行錯誤しました。
★アクティビティやパターンランゲージの活用方法の共有も行い、いろいろなイメージがカタチになっていきました。
★マニトバ大学のランゲージアーツのテキストを活用して、具体的に物語のリテラシーの深め方も議論しました。
★ここでは紹介できないほどの多くの情報を共有したので、あっという間に時間が過ぎました。この3カ月間の休校中のオンライン学習の数々の経験を棚卸しながら、ノー3密空間での授業という未知の世界をどうデザインしていくのか、発想の転換を生みだせたZoomミーティングとなりました。
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