2021年の入試(30)オンライン説明会の宝庫 「おうちdeしゅともし」の特設ページ③桜美林・成城学園・駒場東邦
★工学院の教務主任田中歩先生と首都圏模試センターの「おうちdeしゅともし」特設サイトをみながらいろいろ対話した際のいくつかの話題を紹介していますが、本当にい啓発されることが多いので、参考になると思います。
★桜美林の発信の数がなかなかのもので、オンライン説明会、オンライン相談というLIVE配信とオンディマンドのミックスはやはり、保護者の時間ニーズにきちんと応えるもので、この時期、まずは丁寧に説明することの優先順位をきちんと計算しているところがさすがだと田中歩先生は語ります。
★歩先生自身は、しかし、桜美林と工学院は立地も違うので、八王子はやはりその点アドバンテージが高いとはいえないから、セオリー通りはいかない。やはりオンライン説明会や相談会に特化することによって、更新率の高さでいくしかないかというのです。
★どういうことかというと、更新するには、毎回中身をどう変えられるかなのであり、それにより学内の意識が高くなり一丸となり、その熱量が受験生や保護者に伝わるのではないかというなかなかおもしろいことを念頭においているようでした。さすが共感的コミュニケーションの旗手。
★成城学園はオンライン説明会を行うというのは、すこし衝撃だと。
★駒場東邦のように、オンディマンドのWeb配信説明会で十分なのではないかと。この違いは何だろうというのです。私は、それは成城学園はやはり表現を重視するから、オンディマンドの表現とLIVE感ある説明会の両方のシナジー効果をねらっているのではと回答しました。
★すると、田中歩先生は、なるほど、駒場東邦はサイエンス的な色合いが強い学校だから、事実を表現すれば十分だというわけですね。合理的なスタンスが魅力的でだと思う受験生・保護者をすでに想定しているということでしょうね。それにしても、駒場東邦が今回のラインナップに顔を出しているのは、やはり何かが変わるという兆しですよねと。
★田中歩先生は、この首都圏模試センターの特設サイトは、広報の技術的側面も大いに刺激になるし、学校のスタンスや戦略、マーケティング手法、ターゲットの照準の合わせ方などおもしろいですねと。
★組織マネージメントの一翼を担う教務主任らしい視点で分析していました。
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