ポスト・コロナショック時代の私立学校(76)静岡聖光学院のオンライン教育出動 世界を巻き込む動きに!
★緊急事態宣言解除が延長されて、日本全国の学校がオンライン学習に踏み切ろうとしています。しかし、現場は、21世紀型教育を実践してきた学校と黒板トーク&プリント授業を行ってきた学校との格差が開いています。これは、格差の大小の違いはあっても、世界の教育問題に発展しています。
★そんな中、どうしたらよいのかそのモデルをと最初に教育出動したのは静岡聖光学院です。この点に関しては各種メディアが取り上げていますので、私が言及するまでもないでしょう。大事なことは、今から行う学校と1カ月以上前から実施している静岡聖光学院とでは、学力の差が当然つくでしょうが、それよりもむしろ、同校が世界を巻き込んで動いているというコトが重要なのです。
★オンライン授業をやるかやらないかは、学力補償の問題ではあるけれど、その前にまず学習権の保障です。静岡聖光学院は、その両方をきっちり見据えて動いているので、オンライン学習が、フェアー(公平)、フリー(自由)、フラタニティ(博愛)という3Fのマインドに直結することを実感します。
★すると、当然、時空を超越して、学校外と結びつくのは、堅い決意次第だとなります。やりたいではやろうの間の時間が瞬間になります。こうして、クックパッドとつながったり、海外の兄弟校とオンライン授業までやり、未来をどうするか議論していくことになります。
★また、医療従事者の方への応援メッセージ動画を編集して発信したり、同校の教員がリモートコンサートを開き「愛は勝つ」を熱唱絶叫したりしています。これらは、この困難困窮の最前線で果敢に高邁な精神をもって闘っている方への愛のメッセージですし、日ごろ鬱屈している私たちにも勇気をくれます。
★自分たちに何ができるかを常に考え即教育出動をする姿に政治家や財界人も心揺さぶられるに違いありません。そして、現在、過去最大の利益を上げているGAFAが、だからこそそのダブルバインドに苛まれ、マインドフルネスを希求しているのですが、そのマインドフルネスの茶の道のヒントは静岡県にあります。
★その茶室を内包する庭園発想の理論は県知事の川勝平太さんの理論でもあります。大学教授時代にガーデンアイランド構想の国土計画にも影響を与えました。おそらく、静岡聖光学院のこの動きは自治体にもとどろき、静岡県が世界を巻き込む流れを創っていくことでしょう。そのぐらいのインパクトある動きをしています。
★同校のOBの中には、そういう動きをするZ世代もいるでしょう。
★ワクワクしますね!
★論より証拠、オンライン学校説明会やオンライン体験授業に参加してみましょう。
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