ポスト・コロナショック時代がもたらすコト(21)現実世界は本質的世界と戦略的世界の関係を変えるか?
★世界同時的に緊急事態宣言解除の方向に向かうや、「FacebbokやTwitterなどが、テレワークの恒久化を宣言する中、Googleは慎重!」そんな報道を各種メディアはするようになりました。はやいですね。
★しかし、程度の差こそあれ、テレワーク化とかオンライン授業化の方向はなくならいというのは、大方の予想です。
★このパンデミックがもたらした、現実世界のリアル時空とサイバー時空のハイブリッド時空へのシフトは、人間の存在が、自然と社会と精神の循環を探究し実現することの必要性を世界中の人が感じたことでしょう。
★これによって、教育は本質的世界、企業は戦略的世界などの二項対立や分断は無意味であるということが共有できた可能性があります。
★あるいは20世紀社会は、本質的世界は不可知だし無いも同然だ、すべてはマーケティングで決まるといった戦略的世界一色の傾向もどうやら危険だという意識を共有できたかもしれません。
★またその一方で、本質的世界が大事で、戦略的世界から引き揚げようという原理主義的な精神主義もやはり危険かもしれないと。
★そういう意味では、ハイブリッド時空における現実的世界のニューノーマルといわれている新しい日常は、すべての人が本質的世界と戦略的世界の動的平衡を生み出しながら生きていくという時代になったのでしょう。
★本質的世界にserveしながら、戦略的世界でsurviveして、近代社会の隘路だったアンビバレンツを乗り越える時代。これぞパラダイムシフトかもしれません。もちろん、現実世界はアフターコロナとかwithコロナという表現でよいのですが。
★ダブルバインド状況の時空で悩む文学ではなく、誰かがではなく、自分も解決に参加してしまうミッションをもっているというマインドセット。かつては、一握りの人間がトリックスターと言われたのでしょうが、今やみんなトリックスター?なのかもしれません。
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