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2020年5月28日 (木)

ポスト・コロナショック時代の私立学校(108)聖パウロ学園 オンラインダンス授業が熱い!

★緊急事態宣言が解除されて、聖パウロ学園も6月からは分散登校とオンライン自宅学習のハイブリッド授業に移行し、第2波の様子を見ながら、徐々にリアルな授業に軸をおいていくと思います。そういう意味では、この3週間の同校体育科のオンラインダンス授業は、後から振り返れば、おそらくパンデミック世代にとって良き思い出づくりとなったでしょう。特に高3はそうでしょう。

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★1人ひとりのダンスが、画面上では、ともにダイナミックなダンスチームとしてインパクトを与えるプロジェクト。最初は、まったくバラバラだし、1人ひとりの持っているデバイスの状況によって、リモートがゆえの音や動きのズレがうまれたりして果たして達成できるのか不安もありました。

★しかし、勝俣先生の励ましとなぜこのようなプロジェクトを行うのか意義を語る姿に、生徒はそれぞれの画面越しに勇気をふりしぼり練習をしました。廣瀬先生の細部にわたる指導と勝俣先生の1人ひとり細かい動きや表情を見逃さないモニタリングの眼差しで、互いの動きが合って来たのです。

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★情熱的なダンスに加え美しく踊るには、それぞれの筋肉の状態を調整する必要もあります。渡辺先生のそれぞれの筋肉づくりのストレッチ体操も細やかな指導です。

★さらに、3人の先生方は、Meetで1人ひとり表情をみながらいろいろな角度から面談を行ってメンタルトレーニングも丁寧に行っていました。

★そして、生徒はついにやり遂げたのです。この達成感にいたるまでの1つひとつのステップを教師と生徒、教師同士と生徒同士のコミュニケーションは、長引く外出自粛におけるメンタルとフィジカルのケアにもなったでしょう。また、協力することの大切さを改めて互いに感じたことでしょう。

★なにより、生徒は、自己肯定感を生み出しそれを持続可能にする学びを大切にする聖パウロの方法や意味を身に染みて感じたに違いありません。

★オンラインダンス授業の体験を通して、より一層リアルに対面できる6月がますます待ち遠しくなったというのが大方の生徒の正直な気持ちだと思います。それにしても、聖パウロ学園の体育科の教師のメンタルトレーナーの一面を見えることができ、教師の役割の奥深さに感動しました。

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