ポスト・コロナショック時代がもたらすコト(13)未来のスキルミックスための<思考スキル>
★マイケル・オズボーン教授らがまとめたテクニカルリポートを読みながら、小中高でトレーニングしている<思考スキル>は、未来の仕事において必要な120の力=<スキル、アビリティ、ナレッジ>を生み出す基礎であるということに気づき始めています。基礎というよりメタスキルなのかもしれません。
★<THE FUTURE OF SKILLS EMPLOYMENT IN 2030>(Hasan Bakhshi,Jonathan M. Downing, Michael A. Osborne, Philippe Schneider)には、未来の仕事を分析する際、その職業が必要とする力を分析しています。
★その力とは、米国のシンクタンクのデータ分類を活用しています。35のskillsと52のabilitiesと33のknowledgeで、全部で120のリストをあげています。
★未来の仕事に応じて、この120の力のランキングが変わるわけです。
★私たちが小中高生と学んでいる<思考スキル>は10前後です。それは少ないのではなくて、たとえば、。未来の仕事で重要だと思われている<戦略的学び>というスキルを形成するのに、<思考スキル>を活用していくわけです。
★未来の仕事として何が残るのかそれは予測不能です。各領域の専門的なスキルやアビリティ、ナレッジを形成するのに<思考スキル>は活用していきます。
★今回のパンデミックで子どもたちが学ぶのは、この<思考スキル>でしょうね。予測不能な事態に戦略的に、かつ心身の健康を維持しながら力を合わせていきていくには、個別の専門知を学ぶだけではなく、さらに新しい専門知を形成する必要がでてくるでしょう。そのための<四国スキル>という基礎スキルあるいはメタスキルを学ぶ思考力授業が大切。そんなことがここのところのオンラインPBL授業で気づきました。
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