2021年の入試(05)思考コード~自分の才能に気づき突き抜ける自分を見い出す 中学入試の新動向のカギを首都模試センターが握る
★ポストコロナという表現がふさわしい動きを首都圏模試センターはしています。緊急事態宣言によって全国の学校が一斉休校になりました。私立公立合わせて全体の30%くらいしか対面型双方向オンライン授業は実施できていなかったかもしれません。しかし、解除になったといえども、第2波第3波に備えて各自治体はなんらかのオンライン授業は行うでしょうし、国のGIGAスクール構想も実施が早まるでしょう。リアルな授業オンライン授業のハイブリッド授業となるのは避けられないでしょう。
★これはアフターコロナ、ウィズコロナという流れで極めて重要です。首都模試も同様の動きはします。ただ、すでに久しい前から思考コードという多次元ルーブリックを活用し、新タイプ入試の新中学入試市場を創出支援をしてきたために、ここにきて、そのブレイクスルーが生まれています。つまり、学びにおけるパラダイムシフトを生み出しているのです。
★5月に実施された「合判模試」は自宅で受験でしたが、そのときに首都圏の私立中高一貫校100校が集結する「おうちdeオンライン説明会・相談会」も同時開催しました。昨日、参加された学校の先生方と首都模試メンバーがオンライン振り返りを実施し、さらにこのオンライン説明会・相談会をアップデートしようとミーティングをしました。私立中高一貫校の集合知を首都模試がサポートし、新しい中学入試の竜巻が生まれようとしています。
★首都圏模試センターの中学入試情報機能の新たな役割の輪郭が出現してきたといえます。
★そして、一方で中学入試というのは、やはり人間力を創り出す知性と感性と創造性の準備も大切です。私立中高一貫校でその人間力を養うために準備をするのですが、かつてのように、知識をどれだけ憶えているかという準備だけではなく、知性・感性・創造性を鍛えてくることを要請される適性検査型や思考力型、自己表現力型、テクノロジースキル型などの新タイプ入試も行われるようになりました。
★学力とみなされる考え方が大きくなったわけです。知識を含む知性・感性・創造性となったということです。この新しい学力の重要性を広めているのが首都圏模試センターの教務陣でもあります。今回それを動画でわかりやすく説いているのですが、その意義はとても価値ある表現へ収斂しています。ぜひご覧いただきその意義を味わってほしいですね。
★ともあれ、知識の量とその効率的使い方だけを測る指標だけではなく、それも含めた多次元の評価指標が必要になりました。そして、大事なことはその指標=思考コードを生徒も使えるようになるというコトなのです。ここを首都模試の思考コードの動画は指摘しています。
★思考コードを生徒が自ら使えるようになると、あらゆる体験・経験・現象を多角的視点で複眼思考ができるようになります。私立中高一貫校はそういう柔らかくて強いそしてそのためには共感という感性が必要なのですが、そういったIQ×EQの総合的な資質能力の素養を見はじめたのです。
★そして、今回のCOVID-19の世界リスクという体験をしたパンデミック世代の子供たちは、このIQ×EQの資質能力がますます重要だということを共有してしまったわけです。
★このような事態、つまり世界リスクは遠い国の話ではなく、身近な自分たちの問題であることを(自分事とか当事者意識とかいろいろ表現はあります)体験し、それを乗り越える知性・感性・創造性を身につけるにはいかにしたら可能かが、入試においても重要な問題となって浮上してきます。
★この手立ては、しかし、子供たち一人一人の内側から湧き出てこなくては自分たちの問題だとか自分事だとか当事者意識だとかにはなりません。それは対話や議論や創造的タスクを行うことによって気づきが生まれるのですが、それは一握りの子供だし、多くは外発的モチベーションがそのとき生まれ、持続可能にならないのです。
★内発的モチベーションにシフトし、常にあらゆる現象に臨むときに多角的に複眼思考ができるようになるには、思考コードで問いを創るトレーニングをしておくのはおススメです。
★では、どうするのか、首都模試の動画をぜひご覧ください。カレーのレシピで思考コードを説明しています。身近なカレー料理。外出自粛で子ども自身もカレーをつくることに挑戦している場合も多いでしょう。その身近な生活の中で深い問いを思いめぐらすことが可能なのです。このカレー作りと思考コードの体験はとても重要です。
★経験は思考を創るからです。そしてその生まれ出た思考システムは他の現象や経験にも応用が利きます。それが社会課題なのか入試問題なのか変わりはないのです。ぜひ思考コードを自分の知性・感性・創造性の生成マップにしてください。
★そして、思考コードで学校選択を考えるようになると、一気呵成に入試市場は豊かなものになります。学歴社会の崩れる音が聞こえ、その向こうにwell-beingをみんなで生み出していく新しい社会が出現するのが見えるはずです。
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