ポスト・コロナショック時代の私立学校(92)実践女子学園のオンライン 表現革命!
★実践女子学園は、グローバル教育やICT教育について随分前から実施しているので、いかなることがあろうとも乗り切っていく魂をもって行動していくスキルの実装が進んでいるなあという感想をもっていました。それが5月9日からのオンライン学校説明会(Web配信)によって明らかになり、実感とぴったりあっていることに感動しています。
(写真は、同校サイトから)
★この非同期型感動というのも、オンライン学習環境の出現を通して新たな経験をしているとふと感じます。というのも、Web配信型の学校説明会は、申し込んで参加する受験生・保護者が見ることができる限定配信なのですが、後から公開される場合もあります。今後そうなっていくでしょうが、実践女子ははやかったですね。
★同期型Web配信と非同期型Web配信のブレンド型オンライン学校説明会が主流になっていくでしょう。実践学園女子はその先鞭をつけましたね。
★これは、従来のリアル時空での学校説明会とは大きく違うたいへんなコトです。今までの説明会はマイナーチェンジはありましたが、毎回ほぼ同じです。ところが、このブレンド型オンライン学校説明会になると、毎回公開するわけですから、マイナーチェンジではうまくいきません。
★学校説明会の表現革命が起こるのです。毎回表現内容を変える。変えるたびに編集技術がアップデートされますから、まるで、テレビ番組や映画の映像のようになっていくはずです。生徒も参加します。何せコンテンツは生徒自身のものが共感を呼びますから。それに実は生徒はデジタルネイティブで、デジタル編集は大いにサポートしてくれるでしょう。
★実践女子は、Web配信の学校説明会をオンライン説明会と表現しています。最近、Web配信するだけではなく、対面型の同期まで求めらるように進化していますから、オンラインといても配信同期型と対面同期型があります。配信非同期型や非対面同期型などもあります。
★同校の場合は、これらすべて含んでオンラインという言葉を使っています。オンライン説明会の休校中のオンライン学習の説明では、すべてがミックスされていることが丁寧にプレゼンされています。
★それから、このパンデミックの事態だからこそ、いまここで根源的な問題に思いを馳せ、未来をデザインしてしまおうというデザイン学のプログラムの話も、教育が社会課題にチャレンジする場であることも了解でき、改めてグッときました。実践女子のグローバル教育の真骨頂はここにあったのですね。
★まったくもって間口が広くて奥行きが深いT字型学び(慶応義塾大学の井庭教授の学びのパターンランゲージの1つで、広げていく学びをTの字の横線で、深く掘り下げていくのを縦の線で表現している)がすてきです。
| 固定リンク
« ポスト・コロナショック時代の私立学校(91)大妻グループのオンライン | トップページ | ポスト・コロナショック時代がもたらすコト(14)田中歩先生の工学院オンラインマネジメント <メタ共感的コミュニケーション×メタ戦略的学び>① »
「創造的破壊」カテゴリの記事
- 本田由紀教授の短いメッセージにも日本の根本問題を暴く(2024.10.29)
- 日経ビジネス 禅と哲学 駒沢学園女子の教育がグローバルなわけ(2024.10.22)
- 2027年に向けて動く世界と私立中高一貫校(了)2050年以降の社会は、だれもが創造的才能者になる(2024.10.01)
- 2027年に向けて動く世界と私立中高一貫校(7)2050年以降の社会を創出する創造的才能者を生み出す教育(2024.10.01)
- 2027年に向けて動く世界と私立中高一貫校(6)いわゆる高偏差値学校の教育と筑駒湘白型教科教育(2024.10.01)
最近のコメント