ポスト・コロナショック時代がもたらすコト(17)静岡聖光学院校長星野明宏先生の未来教育質感の感度の高さは強烈。
★日本で最も素早くオンライン授業を行ったことで多くのメディアの取材が殺到した静岡聖光学院。ここ3年間で学内のオープンマインドが広がりグローバルグロースマインドセットスクールを導いたのは間違いなく学校長星野明宏先生です。このことは学内外からリスクペクトされ、高い評価をえています。
★しかし、当の本人は、極めて謙虚で、常に未来に向かってトライすることがミッションですと。今回も、学内でかなり水準の高い段階のオンライン授業の体制ができたところで、学内の質で満足しているようでは、日本の教育の未来にとって貢献できない。そこで今後についてZoomミーティングをしようということになりました。
★もちろん、マーケティング、広報、教育、グローバル社会、経済、政治など多角的視点かつ大所高所で判断する話が多かったのですが、実にきめ細かく目の前の戦術的な話題も盛り上がりました。
★あまりにラディカルで画期的でここでまだ述べることはできませんが、星野校長の未来教育質感の感度は最高です。
★徹底的にフィールドワークし、データエビデンスを集めて分析したところで、最終的には断固たる意思決定を責任を引き受けて行うリーダー。この徹底的に客観的な状況分析をしてギリギリのところを見出すクリティカルエッジを利かせるスキルを、今同校では学内の教師にエンパワーメントしているということです。
★そのために新たなプロジェクトも立ち上がるようです。いずれにしても、このクリティカルエッジを利かせるスキルとその時の断固たる決断ができる資質をマスタリーするプロジェクトに立ち臨めるのは、教師も生徒もオンライン授業によってデータやポートフォリオの痕跡をリアルタイムで活用できる技術を身につけたからということに気づいたというのです。
★プロジェクトが始まったら、またその様子をみんさんにご紹介します。未来教育質感を共有するために。
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