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2020年5月15日 (金)

2021年の入試(01)聖学院のオンライン塾対象説明会 入試市場の動向 質と量の合力がすべてになる

★本日、聖学院はオンライン塾対象説明会を開催しました。5月15日という時点で、Web配信ではなくオンラインでダイレクトに説明会をしてしまうのはかなり勇気がいることですが、すでに保護者向けの第1回説明会は終えています。

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★説明会では、児浦先生(広報部長)が、グーグルフォームなどのアンケートシステムでリアルタイムに回答を集計してグラフで見せたり、小まめに1,2分の動画を挿入しながら、丁寧かつテンポの良い流れで進めました。

★聖学院の教育の質の良さは、よく伝わったと思います。アンケートの集計には、なぜ参加したかという質問がありましたが、それによると中学入試が気になったが、76%でした。これは当然ですね。第2位が、オンラインを含む授業が71%でしたから、参加者の意識はかなり高かったのだと思います。

★内容については、毎土曜日、オンライン説明会かオンライン面談が行われるということなので、ぜひご自身で参加してみていただきたいと思います。

★1つ気づいたことは、さりげなく語っていて、どのタイミングで明快に表明するかはこれからなのでしょうが、<突き抜ける宣言>が今回はなかったのが残念でした。

★今回の新型コロナ・ウイルスのアフターなのかポストなのか、どちらを語るのかは、情勢次第ですが、少なくとも、今回の事態で世界規模で行われているオンライン学習で何が変わるのかという見通しについて、聖学院はそろそろ語る用意をしているはずですが、そこは今回は触れていませんでした。

★しかし、それが前提の教育の質の話だったし、高校生の新設クラス<グローバル・イノベーション・クラス>の意味でした。

★オンラインによって、時間感覚がかなり変わったような気がしています。コロナ以前は、質を向上していく先に実績という量が見えてくるという感覚だった思います。

★しかし、オンラインによって、質と量はすぐに一致することが求められる時代がやってきました。これまでは、質さえよければ量はなくてもよいのだというのもアリでした。成果主義的な量中心主義は、環境破壊をはじめ、格差を生み出し、SDGsで撲滅されるターゲットを生成してきたのですが、それはそれで勝てば官軍でした。

★しかし、その両方は、ポストコラナという価値観の転換期においては、もはや時代錯誤になるでしょう。聖学院は質と量が一致する経験を今すでにしています。それが海外の社会活動がキャリアデザインに直結したり、世界大学ランキング100位内の海外大学に多数合格したりしていることでもあります。

★ところが、そこがどうしてでたのか、そのメカニズムをあまり語りませんでした。でも、合格者が自ら編集した動画は、経験と理論を見事に統合させたものになっていて、説得力はありました。

★しかし、このような生徒がどんどんでてきて突き抜けるのだと言ってもよさそうなのに、そこは戦略的になのか静かでした。

★そこで、ブレイクアウトルームで、新設クラスについて質疑応答ができる部屋を選び、担当の田中潤先生(高校新クラス設置統括長)にダイレクトに質問してみました。「先生が手掛けてきたこれまでの学校を乗り越えるイメージでいいのですか?」と。すると「もちろんです。だから最初は30名クラスなのです。いきなりまず突き進みます」ということでした。似たような質問は他の方からもでていました。

★しかし、そのあとは全体にその成果を分かち合うというということまでははっきりは語られませんでした。しかし、それは言うまでもないということなのでしょう。実はこの新設クラスの先進モデルは広尾や三田国際ばかりではなく、かえつ有明にあるのです。いずれも、3年かけて盤石にしました。かえつ有明の高校新設クラスは、最初は学年の20%でしたが、今では希望者が増え80%はプロジェクトクラスなのです。

★それを一気呵成に1年間でやってしまうには、まず少人数に絞ってということでしょう。そのためのメカニズムはどうするのか?かなり戦略的に考えていることと思います。

★というのも、このような不測の事態で、世界を救うスキルは何か?というとAIの科学者で、未来を予測したことで有名なマイケル・オズボーン教授のリサーチによると、「戦略的学び」と「心理学的知」がまずは大事だということです。

★聖学院のケアの精神は清水副校長の感動的な説明で多くの人が知っています。しかし、今回ワシントン大学に進む生徒の戦略的な学びについては、まだまだ知られていません。

★これからの時代、戦略的社会貢献をデザインする時代です。質を高めても社会貢献に役立てなければ、価値がないという時代になります。聖学院はそこに挑戦していくはずです。田中潤先生を招聘したということはそういうメッセージでしょう。

★この一年、聖学院は、刻一刻と進化し続けます。目が離せませんね。

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