ポスト・コロナショック時代の私立学校(116)ノートルダム女学院 Web配信説明会のインパクト!広さと深さ③
★ノートルダム女学院のオープンスクールのサイトには、生徒が大活躍している動画もたくさんあります。
★前回のオープンスクールの時にも紹介しましたが、オーケストラ部のテレワークコンサート「コロナに負けるな!」は感動的です。オーケストラの響き、つまりストリングスは、物理学者の発想の源泉ですね。アインシュタインもバイオリンはなかなかの名手だったそうです。ストリングス!もちろんあの超弦理論です。
★量子の世界は宇宙の起源に迫る仮説を生み出すのですが、超弦理論も今のところ永遠仮説のようですが、世界が響きで成り立っているなんて物語の世界でも魅力的です。教科横断とか越境とかよくいわれますが、音楽の響きがサイエンスの世界のプロトタイプになるとはすばらしすぎますね。同校にはSTEAMというコースがありますが、まさにアートはサイエンスやテクノロジー、エンジニアリング、マスには欠かせません。
★HTHが、ガーデンニングだというとき、彼らはアートとして、茶の道やZENの心の響きにクリエイティビティを生み出す源泉を見出しているのでしょう。NDには、その響きがあふれています。
(肖像権の問題があるので、ぼかしました)
★放送局の生徒による、学院紹介がまたすばらしいのです。イエール大学のデモンストレーションビデオさながら、ミュージカル風に編集してあります。歌いながら走りながらダンスをしながら紹介していきます。動画の編集技術も高いですね。彼女たちにとっては、すでにリアルとデジタル上のハイブリッド空間は当たり前の日常だったのですね。
★生徒会の生徒が、在宅からみたオンライン授業と自分たちの新しい日常生活のドキュメンタリータッチの動画も作成しています。これはNDのオンラインHRやオンライン授業の優秀性を示すとともに、中高生の外出自粛下における貴重な歴史的な資料になるでしょう。
★生徒の自律した学びの新しい経験が見事に展開しています。Web配信オープンスクールは、惜しげもなく教育の豊かさや質を全公開するにはもってこいのメディアミックス戦略であると感じ入りました。
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