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2020年5月24日 (日)

ポスト・コロナショック時代の私立学校(102)横浜創英 オンラインスクールの進化速度が加速するわけ。

★本日5月24日(日)、横浜創英はオンライン学校説明会を開催しました。3月までは、学校と在校生・保護者は紙媒体とメールでやりとりしていたのが、たった2カ月間でZoomとGoogle Classroomのコンビネーションでオンライン授業をするまでになったという俊敏力に圧倒されました。それゆえ、今回もWeb配信というオンディマンド型ではなく、オンライン説明会を実現できたのでしょう。しかしながら、今年校長に就任した工藤勇一先生のキーノートスピーチを聞いて、この進化スピードのエンジンは先生方のGrowth Mindsetが巧みになされたことにあるということに気づきました。

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★工藤校長は、まずは生徒が置かれてている現状を語ります。日本の18歳の生徒が、海外の生徒に比べ、自信がなかったり、自分で社会を変える責任を持てなかったりというデータを共有しながら、心配になりませんかと。

★グローバルな変化、AI時代に向けてのイノベーションの変化、仕事の在り方の変化にこのままだと対応できないというギャップを語り、そこから目を背けずに、直視して、乗り越えるにはいかにしたらよいか考えましょうと。

★こんなふうになったのは、従来の教育が、生徒に手をかけすぎて、自律する機会を奪ってきたのだから、そこを変える挑戦への意志を強く持ちましょうと。

★そのためには、ただ学びを止めるだけではなく、自律し、社会の痛みを引き受け、社会課題を解決する当事者意識を育む未来への学びの環境を創るのですと。その一つが、このパンデミックを乗り越えるためのオンラインスクールへのチャレンジだったわけです。

★そして、実際にオンライン授業体験を通して、Youtu部を創って、もっとこの環境を発展するのに貢献したいという企画提案が生徒から出されたという紹介がありました。2カ月のオンラインスクールへの挑戦が、はやくも生徒の創発を生み出したのですから驚きです。

★現状の問題をウェビナーと共有し、それを乗り越えるためには、現状欲しいのにすぐに手に入らないもどかしさを感じているウェビナーに、オンライン授業という形で対応する姿勢を示したのです。その話を聞いたウェビナーは工藤校長をはじめ同校の先生方が創っている世界に引き込まれるのは当然です。

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★短い時間でしたが、U理論の軌跡をたどるオンライン説明会は、ウェビナーにとっては心のジェットコースターに乗ったかのように驚きとワクワクと光を感じたことでしょう。

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★それにしても、オンラインスキルの進化とGrowth Mindsetの軌跡を重ねて学校組織をマネジメントしていく新校長の力は、同校のみならず横浜の教育にまずは大きな影響を与えるでしょう。工藤校長の同士が東京でも同様に頑張っていますから、その相乗効果が日本の教育を変えることにもなるでしょう。

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