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2020年5月23日 (土)

ポスト・コロナショック時代の私立学校(101)品川翔英 ハイブリッド時空学習に移行予定 柴田校長の温かい眼差しと戦略的眼差し

品川翔英は、6月から分散登校とオンライン授業のミックスを実施する予定です。

★4月13日から、本日5月23日まで、日曜日を除いてほぼ毎日柴田哲彦校長は、品川翔英の教師のみならず職員全員のコロナ禍においても負けずに、生徒と共に学びを続け、生徒がいつきても感染防止対策を万全にする準備をしている様子を書き綴ってきました。「こんにちは」シリーズです。もう31回目になります。もちろん、今後も書き続けるでしょう。

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★この31回シリーズを初回から読み返してみると、コロナ禍からアフターコロナにに向けて、教師と生徒と職員が一丸となって教科の学びの物語以上に、危機に立ち向かう仲間たちのドラマが書かれているのに気づきます。

★柴田校長の眼差しは実に温かく、教職員と生徒にエールを送り、見守る陽だまりのような眼差しがあります。感動的です。しかし、一方ですべての先生方の授業、進路指導、教頭部長陣の様子をしっかり見つめ、未曽有の経験を乗り切るフィードバックを欠かさない戦略的な眼差しも見え隠れします。

★今回の私たちの経験は、Serve(貢献・奉仕する)とSurvive(生き残る)という両方の人間力を強く感じ、行動を起こしていますが、その体験をまさに品川翔英全体で一丸となって共有しているのです。したがって、柴田校長も温かい眼差しと戦略的眼差しの複眼思考をもってリーダーシップを発揮しているのでしょう。

★この1カ月余りで、品川翔英のオンライン授業の進化のスピードは見事です。6月から分散登校になるというのは、オンラインというサイバー時空とノー3密のリアル時空のハイブリッド時空学習を行っていくということの宣言でもあります。

★この1カ月余りで、教師はGoogle Meetとロイロノートという会議システムと学習プラットフォームを使いこなせるようになっていると思います。これによって、対面双方型オンライン授業ができ、同期型と非同期型の課題のやりとりができるようになっています。

★今、東大が速やかに、早稲田大学がようやくここまでの進化を果たし、慶応義塾は対面双方型オンライン授業は行わないという情報がWeb情報でまわっています。それ以外の大学も多くは慶応義塾大学のオンライン進化スピードで、大学生からいろいろ注文がでているようです。

★この1カ月は、小中高から大学まで、どこも未知との遭遇でバタバタしていましたが、ステージ5まで進化できたかどうかは、ハイブリッド時空教育になったときに大きな学力差や教育の質の差が出ているでしょう。

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★オンライン授業で「自主・創造・貢献」を行えるようになるには、コミュニケーションや議論ができなければならないので、ステージ5.0に飛ばなくてはなりません。品川翔英は、ステージ4.6以上のステージに達しているでしょう。年内には5.0を全うするでしょう。来年は、当然これを超えます。上記の表には書いていませんが、ステージ6があります。しかし、これはまだ誰もその輪郭を見定めていません。

★不測の事態、予測不能な事態ですから、このステージはもっと破格なものになるでしょう。それを誰が創っていくか、戦略的なサバイバル競争がいよいよ始まってしまったのです。

★しかし、それは、日本の教育及び世界の教育を善き方向に変える奉仕につながります。戦略的リーダーであると同時にサーバントリーダースクールとして品川翔英は、まずスタートラインのポジショニングはゲットしました。ここに位置するのは、首都圏私立中高一貫校で、10%だということにまだ誰も気づいていません。おそらく同校の先生方が一番無頓着でしょう。なぜなら自分を捨てて燃えているのですから。

★このエゴを捨て他者のために2つのSを全うして行動できるかどうか、ポストコロナ時代の新しい人間像が同校にはあるのです。

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