ポスト・コロナショック時代の私立学校(99)世田谷学園のオンライン 本質を踏まえて
★静と動の教育活動のダイナミズムにあふれ、精神性の深さは欧米が欲するマインドフルネスを日常としている学校。それが世田谷学園だと思います。そして何をやるにおいても現実を受けとめ、そこから丁寧に新しい経験を生んでいきます。今回のオンライン授業も例外ではありません。
(写真は世田谷学園サイトから。同校サイトは教育内容の発信が非常に充実している。こういうところも丁寧に編集している)
★その姿勢は、「休校中の学習指導について(2)」をご覧になれば了解できます。3つの教育領域において、多様なデバイスやプラットフォームの使い分けをしているのです。ここまで丁寧なプランを実行しているところはあまりないでしょう。そこにはこうあります。
1. 朝の HR 朝の HR を Classi または Google Classroom で月曜日~土曜日(6 学年・5F・4F は月曜日~金曜 日)の 8 時 30 分に行います。担任の指示に従って生徒諸君は 8 時 30 分に Classi または Google Classroom にアクセスしてください。
2. 個人面談について Zoom または Google Meet のアプリを用いてオンラインの個人面談を実施します。面談実施の方法、 日時等についてはご子息に担任よりご連絡させていただきますのでよろしくお願いいたします。
3. 授業動画や課題の配信等について Classi・MetaMoJi Classroom・Google Classroom 等のツールを用いて授業動画や課題配信を行い ます。4 月と同様、引き続き各教科が定めるツールを用いて行います。
★学習課題プリントを配信するだけで終わることもなく、対面双方向オンライン学習ばかりやるわけではないのです。そこは静と動のダイナミックな教育活動を実践してきた経験が生きています。静かに自己を見つめる時間、教師や友人同士と対話する時間、自己探求への道を歩む時間を、生徒自身がセルフマネジメントしていけるようになっているのです。
★ですから、同上のお知らせの最後のメッセージが大切なのです。
「生徒諸君は自ら学ぶことの意義を今一度考え、 学べることへの感謝の気持ちを忘れず、真摯に学習に 取り組んでください。」
★リアルな時空での学習であろうとサイバー時空での学習であろうと、この想いは変わりません。こうして、世田谷学園の<Think and Share>という精神は、生徒1人ひとりの内側からコンコンと湧き続けるのです。時代がどう変わろうとも。
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