ポスト・コロナショック時代の私立学校(75)工学院のオンライン 未来を志向する人々に注目されている。GAFAが希求する学びがあるから。
★工学院のオンライン。それは未来を志向する人々に注目されているのですが、それはなぜか?ICTを十全に活用できているからなんて言っていたら、チコちゃんに「ボーっとして生きてんじゃねーよ!」と叱られます。その解答は「GAFAが希求する学びがあるから~」です。
★前回、工学院のオンラインが生徒中心主義で、生徒の存在と精神を生み出す命と学習権の包括的なプログラムが作動していることをご紹介しました。そのときの図は次にあるものです。
★上記の2つの図を比較していただければおわかりいただけるように、工学院の複雑適合系の学びは、一つ目の図のようにシンプルになります。この図をみて気づいた方は、GAFAがマインドフルネスプログラムを導入して、スタッフのダブルバインド状態をなんとかしようとコンパッションプログラムがすでにパーフェクトに実装実行されているのに驚くでしょう。
★今回の新型コラナウィルス感染の世界同時的拡大によって、GAFAは莫大な利益を得ています。4月28日の決算で明らかになりました。GAFAは、グローバル企業として、「利他性」「共感」「誠実」「敬意」「関与」などをモットーとしていますが、同時にこれは莫大な利益を上げてしまうことによって、クリティカルエッジになってしまします。はたして、「利他性」は守られているのか?「反共感」になっているのではないか?「誠実」なのか?「敬意」はされる側かする側か?「関与」しても格差など広がるばかりではないのか?
★この優れたスタッフのダブルバインドによるクリエイティビティの喪失感、無力感、幸せは金じゃないなどのネガティブファンタジーに陥ります。これを乗り越えるプログラムとしてマインドフルネスプログラムが必要なのです。
★しかし、これはGAFAばかりではなく、ソサイエティ5.0に急速に向かう現代社会の病理です。
★たとえば、日本の中高生が自己肯定感を低いと感じてしまう心性と相通じるものがあるでしょう。Growth Mindset Schoolを目指して21世紀型教育を推進してきた工学院。哲学や探究ベースのPBLを推進してきた工学院では、GAFAが希求する学びのプロジェクトが満ち溢れています。
★それがオンライン学習で、学内シェアとロゴス化が形成され、それが共感的コミュニケーションの波動を広めることになっているのです。
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