ポスト・コロナショック時代の私立学校(115)ノートルダム女学院 Web配信説明会のインパクト!広さと深さ②
★ノートルダム女学院は、その説明会で教育の質の豊かさを存分に表現しています。Web配信オープンスクールならではの圧巻の表現です。栗本校長の挨拶は、今回は図書室から眺望できる同校の日本庭園と茶室を紹介するおもてなしから始まりました。毎回Web配信を行っても、栗本校長が紹介するキャンパスは多様な空間なので、毎回変わります。
★同校ではナレッジカフェというノートルダム(ND)の教育や世界の教育の動向などについて自由に対話する場があります。ND教育開発センター長の霜田先生が、仕事から離れてマスターの役を果たし、先生方を知のもてなしで迎えています。ちょうどオンライン学習に入る直前に、学内でHTHのドキュメンタリー映画<Most likely to succeed>を見て、いろいろな気づきを分かち合っていたところです。
★まさか、自分たちがこれほどハイテクを活用した授業を行うというのはそのときは思ってもいなかったでしょう。そのときは、HTHのボスがエンジニアリングの次はガーデニングなんだと語ったフレーズの意味をかみしめていました。
★シリコンバレーのGAFAが近くにあり、当然その恩恵に浴しているHTHが、ガー^ディニングなんだというとき、もちろん実際にHTHのキャンパスに作庭を持ち込もうと言うわけではありません。それはエンジニアリングにはZENや茶室の精神が結びつくマインドフルネスの発想が必要なんだということでしょう。
★実は、ノートルダムは、その精神に満ちています。栗本校長は、ついこの間までシリコンバレーとノートルダムが結びつくとは思っていなかたtでしょう。しかし、今回のオンラインPBL授業の実施を通して、世界がガラリと変わったと語ります。
★難局に立ち臨む教師と生徒が、いきなりイノベーションを習得して学びを止めない偉業を成し遂げているのです。6月から分散登校が始まりますが、確実に新しい学びの経験が生まれるに違いないし、それが世界が必要とするものであるならば、教師と生徒と保護者と一丸となって挑戦していきますと前向きな姿勢でスピーチをされていました。日本庭園や茶室という伝統が教育イノベーションとどう結びつくのかワクワクしながら視聴していました。
★二人のOGによる校舎探訪という動画もありました。本当に自然豊かな静かなキャンパスですが、PBLルームもあり、伝統と革新の並行進化を感じることができます。それにしても校長もOGです。同校の精神が脈々と麗しく継承されている様子が感動的でした。
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