2020年春の大学合格実績(2)工学院大学附属
★2020年度の工学院の大学合格実績は、プレ21世紀型教育改革の学年として、成功だったと思います。海外大学へ11名、医学部医学科にも4人合格し、進路の多様性は広がりました。他の高偏差値校と比べ、いわゆる難関大学の人数が少ないと思われるかもしれませんが、4大学に合格した人数の卒業生数に占める割合は、約140%です。
★まずは、4大への進路保証の基盤はできています。そして、医歯薬獣医看理工系私立大学の合格実績の卒業生比は、48%です。工学院大学だけみれば、推薦制度もあり、23%ですから、他大学にも果敢に挑戦しています。
★C1英語、PBL、ICTの学習環境を基礎として、STEAMや探究、多様な海外プロジェクトなどの大学受験勉強以上の<新しい学びの経験>によって、生徒は未来を創る眼差し、世界の痛みへの共感力、世界リスクを解決するクリティカルシンキング・クリエイティブシンキングの実装を果たしていきます。その成果の一つとして大学合格実績の成果もでています。
★来年は、21世紀型教育改革一期生の出番です。今一期生は、彼らに降りかかっている難局を受けとめ、どう考え動くべきか考えながら、大学合格実績も結果的に出していくことでしょう。受験勉強としての学園生活ではなく、骨太の学びをおくる学園生活がいかに一生ものなのか感じながら卒業生は羽ばたいていきます。この文化が工学院の教育の良質の土壌として毎年堆積されていくことでしょう。
★さて、いわゆるGMARCH以上の今春の実績は以下の通りです。
【医学部医学科】4人
横浜市立大学
昭和大学
東邦大学
国際医療福祉大学
【海外大学】11人
Baylor University
Michigan University
Oregon State University
Rutgers University
Syracuse University
University of Massachusetts
University of Alabama
University of California,Davis
University of California ,Santa Cruz
University of East Anglia
University of Exeter
【国公立大学】9人
東北大学 1
東京都立大学 4
横浜市立大学 2
山形大学 1
静岡文化芸術大学 1
【早慶上理・GMARCH】48人
早稲田大学 2
上智大学 7
東京理科大学 2
学習院大学 1
明治大学 6
青山学院大学 4
立教大学 8
中央大学 2
法政大学 16
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