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2020年4月25日 (土)

ポスト・コロナショック時代に、新しい教育活動を開始する私立学校(57)中高一貫校のタイプ 3つの脳野と海外大学進路指導の要素の組み合わせで。

★オンライン学習は多様なフェーズでデザインされていますが、それによってポスト・コロナショック時代の中高一貫校のタイプが分かれます。オンライン学習は、リアル時空とサイバー時空のハイブリッド時空での学びですから、今まであまり意識にのぼってこなかった「上頭頂小葉」の脳部位に注目が当たると考えています。時空の位相はこの部位で活性化しますから。それについては、前回記しましたので、そちらをご覧ください。

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★したがって、個別最適化と他者理解の両方を混合あるいは融合あるいは統合するなどのレベル差はまだわからないのですが、上記の世界変容型学校の出現が重要になってきます。ただし、それと人気が出る出ないは別問題です。

★GAFA型学校は個別最適化を徹底します、そのための学びの環境は日本の大学には、ないと断言して、この2つの要素をデフォルメします。要素が2つだけなので、わかりやすいので、みんな飛びつくでしょう。

★高偏差値にこだわる学校もグローバルな軸を準備するかあくまで東大と医学部にこだわるドメスティックな軸を保守するかでわかれます。オンライン学習は海外大学を意識しているかどうかで、差が付きますね。

★海馬のトレーニングは、GAFA型と同様に特にしないのですが、上頭頂小葉を大切にするマインドフルネス型学校もあります。大学も国内外の境界線はありません。ここは自己変容が極めて重要で、結果的に世界は変容するで、そこへのミッションは学校が明言することはありません。そこも生徒が意思決定すればよいのです。ミッションを持つことがストレスだと感じる価値観です。

★海馬のみにこだわる頑迷固陋な伝統校もありますね。たぶん、このコロナショックによる経済衝撃のダメージを真っ先に食らうでしょう。

★世界変容型学校は、個人のマインドフルネスをもちろん大事にしますが、結果的にではなく、そのことが世界変容につながるミッションを明快に共有する学校です。だから、有機的学びのシステムをつくります。

★どのタイプを学校が歩むのか、どのタイプの学校を選択するのかは、私事の自己決定ですが、世界変容型学校やマインドフルネス型学校はそう多くはないのが現状です。

★ポストコロナショック時代は、この両タイプが増えていく予感がするのですが、世の中がGAFA型学校をまず選ぶでしょう。オンライン=GAFAという欲望資本主義の欲求はなかなか手ごわいです。そこと高偏差値型学校の覇権争いになるでしょう。メディアはそうシナリオを描くでしょう。

★本質は常に気づかれないものです。世界変容型学校やマインドフルネス型学校は、静かな情熱を持ち続け、欲望資本主義の波が引いたときに急に現れるでしょう。幸せの青い鳥なのです。

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