ポスト・コロナショック時代に、新しい教育活動を開始する私立学校(23)光塩女子学院 佐野摩美新校長のメッセージに深く共感。
★今月4月1日、佐野摩美先生は、光塩女子学院中等科/高等科の校長に就任しました。佐野先生とは、幾度かパネルディスカッションなどで共にさせて頂きましたが、文学的に豊かな言葉で語り、同時に論理的かつ鋭敏に言葉の構成を組み立てる方です。そして何より基準を明快にしてそこから意志の光で真っすぐに物事を貫いていくのです。
★今回の校長メッセージにも、それらの要素が満ち溢れていますが、光塩で育つ生徒の愛情と知性と言動力などのルーブリックのマトリクス表まで掲載されているというのはやはり規格外で痛快です。しかも、6年間だけではなく、入学前と卒業後の成長の目標が明快になっているのです。凄すぎます。
★このような基準がはっきりしているから、迷うことなく、困難混迷混沌とした事態に立ち臨めるのでしょう。すばらしいディシジョンメイカーとしてリーダーシップを発揮することは間違いないでしょう。
★佐野校長は、メッセジーの中でこう語ります。<甘えと過信を払拭して、私たち一人一人が責任をもって、「すべてのいのちを守る」という気概を持つことが肝要です。>シンプルですが強く響いてきます。いまここで私たちが共有したい気概とは、これです。
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