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2020年4月16日 (木)

ポスト・コロナショック時代に、新しい教育活動を開始する私立学校(39)聖パウロ学園 オンライン学習

★4月8日、緊急事態宣言が発令されるや、八王子の高尾の森に位置する聖パウロ学園は、教員研修を行い、オンライン学習やWebを活用した学びの実施について準備をしました。同校は、少人数体制の学校がゆえに、各クラスや生徒1人ひとりに応じた対応ができます。

★それゆえ、オンライン授業、オンラインホームルーム、オンライン面接など生徒の状況・状態に応じて多様な学習環境を共有しているようです。

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★都の発表によると、八王子市は、4月14日現在20名で、東京都の全感染者数の1%にも届きません。ですから、八王子市全体の学校の雰囲気はもしかしたらまだオンライン学習の緊急性を感じていないかもしれません。

★しかし、20の市町村からなる多摩地区は、感染者数は200名を超え、全体の10%に迫っています。町田市や八王子市も4日連続増えています。油断はできません。

★とはいえ、都立高校は、東京都教育員会が一斉にオンライン学習を行う決定はまだ示していません。中高一貫校の白鴎は独自にオンライン学習を実施しはじめました。白鷗のようにBYOD指定校7校は、同じように動くかもしれませんが、他の都立高校は、学校に任されています。

★広島や岐阜のように一斉にオンライン学習を行うということには今のところなってはいません。

★そういう意味では、聖パウロ学園は、教師のテレワークを始めています。学校には生徒はもちろん臨時休業ですからいませんが、数人の先生は順番にやってきていて、ノー3密の環境でオンラインを使った学びを実施してもいます。

★ZOOMを活用したり、GSuiteというグループウェア―などを活用しています。

★先述したように、都心と八王子では緊急事態の温度差がありますが、油断はできないのですから、都立高校もやがては動くでしょう。しかしながら、環境がまだまだ整っていません。企業のテレワークでさえも、シンクタンクによって違うとは思いますが、30%もいっていないという結果が出ています。80%人と接するのを抑えるという話がでている一方で、なかなか難しい現状があります。

★ですから、挑戦できるところからモデルケースを積み上げていくしかないでしょう。

★八王子では工学院大学附属と聖パウロ学園などが果敢にチャレンジしています。注目していきたいと思います。

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