ポスト・コロナショック時代に、新しい教育活動を開始する私立学校(15)佼成学園の熱いオンライン授業 21世紀型教育の成果
★先ほどNHKEテレで、本年1月13日に催された「探究的学びと高大接続」シンポジウムの様子が放送されましたが、佼成学園も同シンポジウムに参加していていました。したがって、同校サイトによると、「本校の新しい学びへの取り組みと「21世紀型教育」について知ることのできる番組です。お時間があればぜひご覧ください。」ということでした。
★2011年に発足した「21世紀型教育機構(当時は「21世紀型教育を創る会」)」の会員では同校はありませんが、独自の「21世紀型教育」を展開してきたその成果が開花しているわけです。
★そして、同機構の加盟校同様、新型コロナウィルスショックにすぐに対応できているわけです。同校の教育活動は、いずれをとっても熱いのですが、今回のオンライン授業もやはり熱い。その様子が同校サイトから伝わってきます。
★佼成学園のこのような言説や行動は、予測不能な時代に備えてきた21世紀型教育が、ちょっと複雑な気持ちではありますが、今回の感染爆発を防ぐ世界同時的な自粛態勢のときに、生徒の学びをとめない環境をセットできたことを証明してしまったことを意味します。
★今や一般化した「21世紀型教育」ですが、それがゆえに、「21世紀型教育」以上の教育に取り組んでいる学校がこれから現れてこざるを得ないということなのでしょう。
★これまで「21世紀型教育」なんて謎だとか偏差値の低い学校が何かやっていると揶揄してきた人々は歴史に評価を下される側に立つわけです。予測不能な時代の中で生徒がどのように自らの存在価値を見出し、共に多くの人と協働していけるかというビジョンを共有しているそれぞれの21世紀型教育を実践している学校は、今後ますます注目され、学ばれるということが今後起きてくるでしょう。
★この1年、佼成学園の21世紀型教育の展開に目が離せません。
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