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2020年4月 8日 (水)

ポスト・コロナショック時代がもたらすコト(1)ハイブリッド時空(HST)生活世界市民へ

★昨日4月7日(火)緊急時代宣言が発令発行しました。あっという間に私たちの生活世界の空間と時間(時空)が変わりました。この新しい生活世界の時空を当面<ハイブリッド時空(HST:Hybrid Space Time)>と呼んでおきましょう。

Hst

★このHSTは、もともと人間は持っていたものです。しかし、多くの人々は、リアルで生物的な時空に閉じ込められていました。その正当性は、合法的で合理的な法治主義によって担保されてきました。しかしながら、そのような法実証的な法治主義のともすれば監視の行き過ぎや規制の行き過ぎを議論する場としてリアル時空とマインド時空に倫理時空をつくって、チェックしてきたわけです。

★しかし、もちろん、常に全体意思との闘いがあるわけです。倫理空間では一般意思が作動しているうちはよいのですが、本当の世界リスクはここにあります。このことはいずれまた考えましょう。先に進みます。

★ところが、今回緊急事態宣言で、不要不急以外は外出を自粛という暗黙の規制によって、今まで一部の人に開かれていたサイバー時空とバイオ時空がつくりだす革新時空が市民全体に開かれました。

★中高生徒全員に1人1台デバイスが配布されます。今まではここは私事の自己決定領域だったのですが、もはやそんなことは言ってられないという話ですね。もちろん、ここにも監視体制の強化システムがもれなくついてきます。<市民>という意識を私たちは生活世界の中でよほど意識しなければならない時代がやってきたわけです。

★ともかく、同時にサイバー時空とマインド時空がつくる<創造時空>が生まれました。今まで規制時空に閉じ込められたいた人々も、いろいろなことを創造してよいのです。間のところ創造対価貨幣が発明されていませんが、仮想通貨の中でそれが生まれてくるのは時間の問題です。

★わたしたちは、まだ映画「マトリックス」のようい、脳内だけで生きて行く存在ではないので、この4つの時空を往来しながら世界リスクを回避したり解決したりしながら生きて行く生活世界が広がっていきます。

★残念ながら規制空間で収入を得てきた場合、その時空だけで通用してきた仕事はなくなります。この時空だけで通用してきた教育活動もなくなります。ハイブリッド時空市民になる学びを探究していかねばならなくなるでしょう。

★そして、このハイブリッド時空を法治主義の名で支配しようとする権力(もはや国家権力ではなく別の新手の権力にシフトするでしょうが)のHST生活世界市民への介入も出てくると思います。新しい市民にとっての人権とは何か、その実存も読み替えていく創造的思考力・批判的思考力が必須になっていきます。

★昨今のすべての学問の新しい動きが一気呵成に合流することを期待しています。もちろん、私もその流れに参加します。

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