ポスト・コロナショック時代に、新しい教育活動を開始する私立学校(10)ノートルダム女学院 世界リスクにいかに挑むか?!
★朝から、学校法人ノートルダム女学院本部の総合企画室で、課長の高谷先生とブレストを行いました。新幹線はガラガラでしたし、法人本部のある大学キャンパスも最小限のスタッフしかいません。京都は東京に比べ感染者は少ないですが、緊張しながら対話しました。
★ポストコロナ時代へ行く前段階の準備についてが中心でした。宗教改革・大航海時代・人権革命の局面を誘引あるいはそのとき覚醒したテクノロジーは何か?明治・大正時代を牽引したテクノロジーは何か?スペイン風邪当時の第一次世界大戦の時代のテクノロジーは何か?第二次世界大戦のときは?1989年は?1995年は?1997年は?2011年3月11日は?そして今は?と世界のリスク増大の局面ごとにどんなテクノロジーが生まれてきたか対話していきました。
★また、カトリックが世界宗教になり得たのは、どんなテクノロジーを教会が生みだしたからなのか?など多岐にわたりましたが、ランチをはさんでブレストは続きました。
★総合企画室のある法人本部は、大学キャンパスの中にあり小学校も同一敷地内にあります。大学のキャンパスは金閣寺に近く、中高は銀閣寺の近くにある別キャンパスですから、いったりきたりするわけです。小学校は生徒は来ていません。新年度準備のためにきている先生方しかいません。そんなわけで、ランチは大学のラウンジでとることもしばしばしです。
★私たちもラウンジにいくと、小学校の先生方も来ていました。そして、その中に梅下先生もいて、食事をしながら、ミネルバ大学のシステムを参考にしたオンライン授業のやり方や、ある論理的思考の本のWeb上での活用方法などについて多くのアイデアをお聞きし、わくわくそして熱くなりました。
★ランチ終了後、広報の新戦略と3ポリシーの連携や英語教育のシステムのアップデートの市場の反応など多角的に検討し、最後はシンプル・イズ・ベストなブレイクスルーになったので、今日はこんなところでと、お開きにして、法人を出て帰路に就きました。
★川端通の桜並木は満開でしたが、人通りはほとんどありません。京都駅の待合室もガラガラです。新幹線も同様です。
★それでもどこか緊張した雰囲気は、時代の空気ということでしょう。
★冷静に観察して判断して洞察してという構えは、緊張する感情を抑えることは難しいようです。世界リスクのたびに、私たちが学ぶテクノロジーとその都度乗り越えなければならないダブルバインドな精神状態。生徒に必要な資質能力やスキル、そしてマインドは、最小限でかつ磨き上げられた最強のものでなければなりません。それは何か?しばらく仲間との対話は続くでしょう。
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