ポスト・コロナショック時代に、新しい教育活動を開始する私立学校(7)対話と読書とワークショップと創発と
★たまたま「13歳からのアート思考」の本をFacebookに投稿したら、聖学院の児浦先生、名古屋高校の水野先生、成城大学の杉本教授が共感的コメントを書き込んでくれました。
★それぞれの先生方の仕事と「13歳からのアート思考」でとり扱われていたデュシャンの作品「泉」、黒楽茶碗、曜変天目が頭に浮かびました。全部一見つながりはなく、分割状態でしたが、一つ一つ少しイメージしてみたら、頭の中でHTHと村上春樹の「シドニー!」に統合されました。
★村上春樹の「シドニ!」は、ちょうど早稲田実業の2020年の国語の中学入試で出題されていた素材文で、思考コードでC2くらいの問いのはずですが、条件を付けることで、ちょっと強引にB2に回収するという興味深い問題で、何かコメントしようと思っていたところ、全く違う上記のような図が頭に浮かびました。
★昨日ご紹介したフォームに当てはめることができて、おもしろいなあと思ったので、ご紹介しておきます。HTHとシドニーがさらに庭園にいきついたのは、ここのところ対話をしたりワークショップをしたりしているノートルダム女学院の霜田先生のことを思い出したからです。
★読書やワークショップが潜在的可能性をゆさぶり、現実態をつくる変容を起こします。さらにまた対話やワークショップにより、分割されていたものが、統合され、さらに創造にまで飛んでいくループが生まれる。
★そんな体験を共有する時代が、いまここにあるなあと。ここでいう庭園とは、未来都市のメタファーです。あるいは端的に宇宙船地球号です。このアップデートを多くの人びと共に行っていく時代の到来ですね。
★児浦先生とその仲間たちが執筆した「ワークショップアイデア帳」がもうすぐ発売されます。ますます潜在可能性を掘り起こすケミストリーがいろいろなところで起こるのでしょう。
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