ポスト・コロナショック時代に、新しい教育活動を開始する私立学校(5)聖学院 児浦先生の眼差し。
★京都から帰ってきて夜遅かったので、児浦先生(聖学院 21企画部長・国際部長・国宝部長)とZOOMで対話をしました。児浦先生とは、<新しい学びの経験>ワークショップのリハをいっしょにやっていたまさにその時に、3・11をSFCキャンパスで体験しました。そこからポスト3・11時代に必要な教育を模索しました。その1つが21世紀型教育だったのです。
★しかしながら、新しいものの見方・考え方はまだ教育の枠組みの中に収まっていたので、C1英語とかPBLとかICTとか思考コードとかは、その背景の新しい人間存在、新しい経済社会の枠組みに対する新しいものの見方・考え方を生み出す学びの場だという理解をメディアにはされず、21世紀型教育を実践する学校は、ニューウェーブの学校の中に回収されてしまいました。
★こうなると、御三家を頂点とする偏差値階層ピラミッドと渋谷教育学園グループや洗足学園を頂点とするニューウェーブスクールの偏差値階層ピラミッドに振り分けられたまま、第3の私学としての理解が広まらない結果になってしまいます。
★そんなこともあって、21世紀型教育研究センターを同機構内に設立し、アップデートを企図しようと昨年から新しいワークショップ型セミナーやシンポジウムを行ってきたわけです。そんな折、今回のポスト・コロナショック時代に直面してしまったのです。
★さすがに、今回は世界同時的パンデミックですから、世界の社会に対するものの見方・考え方が新しくなるでしょう。どう新しくなるかは、それはまだ未知です。ですから、教育は、自然と社会と精神の循環を新しく構築する知性や感性や資質能力が生まれる新たな拠点として生まれ変わる必然性が時代から要請されているのです。
★そんな感じの共通認識を対話の中で確認しながら、聖学院が4月からどのように変貌しそれが社会解題を創造的に解決することにどのように貢献できるのかなどについて大いに対話が上昇気流に乗っていったのです。
(絶賛予約中!児浦先生のマインドや児浦先生の多様な領域で活躍する仲間たちのマインドに共感できるでしょう!)
★いずれにしても、児浦先生とは毎月のように授業デザイン研究会でワークショップを共にしていて、参加される先生方のPBL型授業の共創型アップデートに立ち会っていますから、4月以降、この児浦先生の共感的コミュニケーション×他者のための個人マインドのワーックショップの泉を基盤に、教育×政治経済×自然×都市×SDGs×学問×・・・に対する新しいものの見方・考え方が生み出されていくと予感しています。大いに期待しております。
★具体的なことは4月以降、ご紹介していきます。とにかくサプライズの嵐になると思いますよ!
| 固定リンク
« ポスト・コロナショック時代に、新しい教育活動を開始する私立学校(4)ノートルダム女学院の奇跡の動き。 | トップページ | ポスト・コロナショック時代に、新しい教育活動を開始する私立学校(6)オンライン授業に期待!ダブルバインドを超えるために! »
「創造的破壊」カテゴリの記事
- 本田由紀教授の短いメッセージにも日本の根本問題を暴く(2024.10.29)
- 日経ビジネス 禅と哲学 駒沢学園女子の教育がグローバルなわけ(2024.10.22)
- 2027年に向けて動く世界と私立中高一貫校(了)2050年以降の社会は、だれもが創造的才能者になる(2024.10.01)
- 2027年に向けて動く世界と私立中高一貫校(7)2050年以降の社会を創出する創造的才能者を生み出す教育(2024.10.01)
- 2027年に向けて動く世界と私立中高一貫校(6)いわゆる高偏差値学校の教育と筑駒湘白型教科教育(2024.10.01)
最近のコメント