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2020年3月24日 (火)

ポスト・コロナショックで生まれる新しい教育活動を開始する私立学校(1)聖パウロ学園

★新型コロナウィルスのパンデミックの加速は、あらゆる領域をリスク領域に変えています。世の中はそもそもリスク社会なのですが、今までは脅威が起こったところでそれは意識化され収束/終息するとその危機意識や復興意識が風化しがちでした。

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★しかし、今回は世界同時的にパンデミックは加速していますし、長引くと予想されてもいますから、リスク社会をどう乗り越えるかどう回避するかを日々世界中で配慮しながら生きて行く新しい生活世界を構築していく局面を迎えました。

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★こうしている間にも地政学リスクはいつ暴発するかわからない状態だし、経済活動の停止がこのまま続けば、リーマンショック以上の被害が世界を覆う臨界点にまで達するのではとすでに懸念されています。何より医療崩壊を招けば、直接人命が危機にさらされます。軍事力の暴発、経済力の崩壊、医療崩壊は、各国の政治体制まで崩しかねません。

★そんなとき、学校の役割は何でしょう。国の政治体制まで崩れたとき、学校の機能もダウンしてしまいますが、私立学校は比較的機能を停止しないですむでしょう。あくまで相対的ですが自由な意思決定ができるからです。

★もちろん、シンプルな動きになりますが、軍事力や経済力、政治力を立て直すことができるのは、知性と強い精神しかありません。必要最小限度の学びのツールで、最大の知性と強靭な精神を生成できるスマートスクールの誕生を期待したいところです。

★それには、教育イノベーションを生み出す挑戦をし続ける教師のタフネスが重要です。

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★聖パウロ学園の英語科主任の大久保先生とお会いしましたが、対話の中で、大久保先生のそんな思いがあふれているのに勇気をもらいました。今、英語科は一丸となって新たにビジョンを共有し、システム思考をフル回転しながら、ブレストして新しい英語教育の開発をしているそうです。

★今までのようなグローバル教育は地政学的、経済的リスクが大きくなる可能性が高く、それでいてグローバルな協力は欠かせないわけです。そのような葛藤やジレンマの情況で、スマートスクールとしてシンプルでベストな英語教育とは何ができるのか?少人数の学園が故にエッジの利いた教育活動ができるということです。

★その内容については、4月以降にまたご紹介しましょう。

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