工学院 グローバルプロジェクトが≪Z世代≫1人ひとりのキャリアデザインのベースになるときが来た。
★工学院大学附属中学校・高等学校は、2015年から本格的にC1英語・PBL型授業・ICT・リベラルアーツの現代化としてSTEAMやSDGs、英語の哲学授業など普段の授業のクオリティーとスキルをアップデートしてきました。そして、昨年12月に行ったグローバルプロジェクト(一般的な修学旅行をアップデートした取り組み)に収束する多様なグローバル教育活動も実施してきました。
★プレ改革学年の生徒は、今春輝かしい未来に向かって羽ばたきました。ここ数年、同校は、大学合格実績という側面でも、成果をあげてきましたが、今春の卒業生は、医学部にも進みましたし、多くの海外大学にも飛び立ちました。さて、いよいよ本格改革学年の高3の時代がやってきました。
★その学年主任は、鐘ヶ江先生です。そして高3の学年主任は、進路指導のリーダーでもあります。昨年12月のグローバルプロジェクトに向けて、5年間多様な教育活動の積分が熟してきたわけですが、そのグローバルプロプロジェクトへの収束は、微分係数としての傾きを急激に高めたでしょう。
→関連記事)感染症に対応する都市機能の変容能力(11)工学院はZ世代地球市民の才能開花の拠点 未来の都市機能を創発する②
★微積の比喩を使ったのは、鐘ヶ江先生は数学の教師でもあり、分割と統合、拡散と収束、積分と微分のループで上昇気流を生み出していく気概の持ち主だからです。
★ある意味、今年の大学入試の傾向で明らかになった数学と英語と創造的思考の三位一体の流れを先取りして体現してきた新高3です。この急激な上昇気流を生み出す収束のパワーを、いよいよ進学に注ぐ時を迎えたわけです。
★改革学年のリーダーは、どれも新しい普段の長い教育活動の創造者でもあり、最終的な進路の跳躍台と高い理想と高邁な精神のGrowth Mindset環境を配慮する存在の守護者でもあります。
★この配慮は、生徒と同僚はもちろんですが、実は保護者にも行き届きます。この生徒を取り巻く多くの人間の存在を巻き込み、相乗効果を生みだす配慮の力こそ、塾予備校にはない学校教育の積分という時の蓄積であり、同時にそれが微分係数という瞬間の永遠を生み出すエネルギーなのです。
★卒業生を送る担任の先生方の想いがどれほどのものか、今回の新型コロナウィルス感染拡大防止のための一斉休校が、各地で如実に映し出されていますが、その想いを鐘ヶ江先生は4月から膨らませていくことになります。6年間の積分と微分。濃厚高密度の教育が展開していくことになるでしょう。
★改革と進路指導のカップリング、鐘ヶ江先生の場合は、グリーバルプロジェクトとキャリアデザインのカップリングが行われるわけです。1年間注目していきたいと思います。
| 固定リンク
« <未来を創るヒント>(2)富士見丘モデル スマートスクール パンデミックにも対応できる C1英語×C3シンキングの威力 | トップページ | 八雲学園の共感力 本当に大事なコト。節度と徳と賢慮が共感の響きを生み出します。 »
「大学入試」カテゴリの記事
- リスクマネジメントしての中学選択(05)共愛モデルに学ぶ(2024.12.02)
- 新しい社会の在り方を「人間—テクノロジーー世界」の多様な関係性でとらえる世代(2024.09.17)
- 2050年社会をユートピアにするかディストピアにするか(06)児浦准教授のEUU構想に希望(2024.09.08)
- 「問いの力」AI社会でも変わらないコンセプトレンズ創出力~福島県私学教育研修会でWSを実施して(2024.08.26)
- 2027年新学習指導要領 経済面が強く影響?(2024.08.13)
最近のコメント