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2020年3月 9日 (月)

感染症に対応する都市機能の変容能力(18)聖パウロ学園 生徒の才能を開花する学びとサバイバルラーニングの提供

★今回の新型コロナウィルス感染拡大防止の様々な対応は、聖パウロ学園にとっては、新しい学びの価値を覚醒させることになったようです。

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★聖パウロ学園に入学してくる生徒は希望を胸に抱いてきます。どうしてか?それは中学時代、自らの才能を見出すチャンスが少なく、自己肯定感を高めたいという意欲はもっているが、その方法がわからず不安だという生徒が多いからです。生徒は、の聖パウロに入ったら自らの才能を見出し、自由な思考の翼を広げ、未来を拓けると期待しているのです。

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★実際新クラスのグローバルコースの一期生である現高2生は、英検の準1級をはじめ2級に合格する生徒が多数ではじめました。同クラスは準2級はおそらく全員がとってしまうでしょう。

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★一方、英語科の主任大久保先生は、理数系が多いセレクティブコースの生徒も一人残らず挑戦していけるようにしたいと。ただ、英検準2級をとるとらないが目的ではなく、自分の想いや考えをあるいは疑問を英語でやりとりできるサバイバルイングリッシュという局面を強調したいと。

★というのも、今回の新型コロナウイルスの問題は多方面にマイナスインパクトが大きく、予測不能な時代というのは、リスク社会であることに生徒といっしょに体験して気づいたからであるということです。

★才能開発のPBLは同時にサバイバルイングリッシュPBLにもアレンジできるので、4月からは、さらにこの両側面の相互作用を活用してシナジー効果を今以上に生みだしていきたいと、鋭意研究開発中だということです。

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★国語科の主任の高橋先生も大久保先生と同じ想いでした。国語科では、今思考スキルと情意スキルの言語化をして生徒と共有していこうと国語科のプログラム運営を企画開発しているところでした。

★そこに今回の新型コロナウイルス問題です。やはり、インフォデミックやワイマールの悪夢を想起するようなフェイクニュースに右往左往、付和雷同されないで、自ら正しく思考し、判断するにはいかにしたら可能かを考え始めているそうです。そのためには、生徒1人ひとりが「物語」を編集できるようになることではないか。自分とは何者かは、他者との物語を読解しつつ、自らの物語も創出できることではいか。科学も歴史も英語も、実は言語による物語プランンニングで過去を分析し、未来を描いているのではないか。

★物語を創る主体的な行為こそ言語活動の学びのコアなのではないか。だから思考スキルと情意スキルの弁証法が役に立つのだと。自己肯定感を高めるのも低めるのも物語編集次第なのですということでした。

★サバイバルイングリッシュと主体的な物語創作スキル。あらゆる事態に対応する自己変容スキルとして重要な価値があることに、世の中が気づくにはしばらく時間がかかるかもしれません。でも大丈夫です。聖パウロ学園の先生方が気づいた生徒といっしょに先に行って待っててくれるでしょう。

  

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