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2020年3月12日 (木)

化石燃料を超える未来のエネルギーは、内生的エネルギー。それは<思考コード>と<思考スキル>というソフトパワーが生み出す!

★SDGsの掲げるグローバルゴールズを達成する以上のパワーがあるのは、化石燃料を排し、別次元のイノベーションやコンパッションを広げる倫理観だったりするというコトであるコトがうすうす世界の人々が共有するコトになってきました。

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★母が抱く無限の才能をもった子供。この子供の才能を摘んでしまうような社会制度設計はしないコトは大切ですが、この社会制度設計が描く一つの領域は学校という教育です。この教育制度を活性化させるにはどうしたらよいのか、チェンジするにはどうしたらよいのか、カリキュラムの時間数とか探究学習の開発なども大切ですが、どうやらその前に、何が変わるのかを見定めることが重要でした。

★人間の存在や価値は、客観的にあるのではなく、すべて人間が創ってきたものです。ですから、完璧はないのです。絶対はないのです。

★すくなくとも、近代の矛盾を生んできたのは、化石燃料の無尽蔵の消尽です。これによって、自然と社会と精神の分断がズタズタになったのです。

★それは、実は、カントのコペルニクス的転回の欠陥によって生まれてきたというのが、新世代の気鋭哲学者マルクス・ガブリエルの仲間の登場でだんだん明らかになってきました。

★近代の矛盾は、カントの不可知論を見えない世界をないものと錯誤してしまったり、戦略的に捨ててしまった商業主義に悪用されてしまった結果なわけです。強欲資本主義はここから動き出します。しかし、見えない世界は見える世界を支えるエネルギーの循環システムです。化石燃料も宇宙船地球号のシステムが浄化できる限界を超えてしまえば、たいへんなことになるわけですから、そのシステムを見えなくても見ようとしなけならない緊急事態が今なわけです。

★不可知論を捨てるというさらなるコペルニクス的転回。カントの欠陥を補うのか超えるのかはそれは哲学者たちのポジショニングの取り方なので、私には関心がありません。大事なコトは、その不可知の存在をどう見える化するのかというコト。

★そして、その不可知の存在こそが、化石燃料に替わる内生的エネルギーでしょう。さて、どうやってこれは生成されるのでしょうか?それが<思考コード>と<思考スキル>だったということが、この数年間、多くの仲間と語り合ってきて、マルクス・ガブリエルを授業に導入できてしまうノートルダム女学院の霜田先生と高次元を見える化するPBL授業を創意工夫している数学科の中村拓先生との出遭いで、閃光が走ったのです。

★幸せの愛青い鳥だったのです。<思考コード>や<思考スキル>は評価のためやルーブリック作成の道具であると同時に、内生的エネルギー=創造的才能×コンパッションを生み出す泉だったのです。油田から思考の泉へ。私たちのウェルビーイングは、この不可知の領域の回復によってマインドフルネスに到ることができます。

★この思考の泉を探す深い学びこそ<探究>であり、それを拓く対話がPBLという<トポス>だったというわけです。<探究>の道は多様です。いろいろな出会い、いろいろなコンテンツ、いろいろなメソッド。大いに結構です。がしかし、いきつくところは、思考の泉です。そこから内生的エネルギーが心身からあふれ出るクリエイティブでコンパッションを有した新しい人間存在があらゆるところに生まれてくるコトです。

★この証明と実践を広めていくことがどうやら私たちのミッションです。

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