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2020年3月11日 (水)

2020東京大学合格発表の季節(2)海城・西大和の躍進は序列を崩すか?私立も公立も入れ替わり激化か?新公立中高一貫校の参入か? 高次思考力育成する21世紀型教育のソフトパワー有力か?学歴社会・塾歴社会崩れる転換期か?

★昨日、麻布と聖光学院の今年のと大合格者数激減分はどこにいったのか?公立と公立中高一貫校と新タイプ入試を行っている学校にシフトしたのではないかと語ったが、これはどうやら半分あたっているが、半分違ったようです。

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(気になる学校だけ抽出してみて、前年度の東大合格者の増減を出してみた)

★半分当たったとの言うのは、海城、西大和のように、高偏差値校であるにもかかわらず、グローバル教育やICT教育、新タイプ入試など自己変容を意識的に行ってきた私立学校は躍進しています。また、並木中等教育学校、岡山大安寺中等教育学校、来年から公立中高一貫校になる土浦一高、千葉県東葛飾などの公立中高一貫校はぐんと伸びています。

★その代わり、小石川中等教育学校は激減、日比谷も減らしています。

★また、逗子開成やサレジオ学院は、倍近く躍進しています。神奈川エリアで聖光学院が減らした分、しっかり伸ばしたわけですね。

★どうやら、一部の学校による東大合格者数独占は崩れてきたということでしょうか。東大合格者数のフラット化が起きているということでしょうか。

★私立復権とか公立復権とか、従来の東大合格者数動向の言説は使えなくなったということかもしれません。

★私立は私立の中で、順位は崩れ、公立は公立の中で順位は崩れ、公立中高一貫校の中では公立中高一貫校の中で崩れている可能性があるからです。全貌は判明していないので確かなことはいえませんが、このくらいの推理は今でも可能だと思います。

★そして、その入れ替わりの駆動力は、高次思考力の育成。すなわち、グローバル教育、適性検査型を中心とする多様な新タイプ入試に真摯に取り組んでいる学校。つまり、21世紀型教育に2013年ころから真剣に取り組んできた21世紀型教育学校ということになるやもしれませんね。

★HTH(ハイテックハイ)のようなPBL中心の学校が、大学進学実績も目を見張るように、21世紀型教育学校もPBLをベースとしてグローバル教育や高次思考力育成をしている学校は、結果も付いてきたということでしょう。

★学歴社会や塾歴社会が崩れ始める転換期が2020年やってきたということかもしれませんね。

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