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2020年2月19日 (水)

第4回新中学入試セミナー PBLと新タイプ入試が生み出す<自己変容型マインド>(7)パネルディスカッション新しい意味

★今回のパネルディスカッションは、ある意味唯一無二の場でした。というのも、1つには、モデレーターも、パネリストの先生方も、北氏も、生徒さんも全員がPBLのファシリテーターやジェネレーターを展開できるメンバーだったのです。PBL型授業を先生方は展開するのですが、最初は生徒さんはそれに乗っかっていたわけですが、今では生徒さんもプログラムを開発するしファシリテーターもやります。何より自分の探究を私の<プロジェクト>として、<私たちのプロジェクト>として、<世界のプロジェクト>としてクリエイティブに深めていけるのです。論より証拠、ディスカッションの前にワークショップをやってのけたわけです。しかもミニワークショップにショートカットする臨機応変な「野生の思考力」を発揮したわけです。

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★唯一無二の2つ目の理由は、先生方も北氏も生徒さんも、ワークショップを行う時に、<思考コード>や<メタルーブリック>を意識できるのです。<思考コード>や<メタルーブリック>の中身はそれぞれの組織によって理念や目的が違うので、それに応じて当然違うわけですが、創造性がC軸に位置しているということは一致しています。つまり、モデレーターやパネリストは全員<C軸思考人間>だったのです。

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★そして、C軸思考人間が創造力の翼をのびやかに広げられるには、ある絶対的条件が必要になります。それは相対性理論において光の速さは絶対不変なのと同じぐらい重要なのです。新井教頭の場合は、<安心安全の場>をつくりつづけることだし、児浦先生にとっては、<Cゾーン:コンフォートゾーン>という場を開示することだし、田中歩先生にとっては<共感的コミュニケーション>をナチュラルに生み出すことだし、北氏にとっては<多様なモノサシによる新中学受験市場>を創発することです。生徒の皆さんにとっては、<多様なネットワーク>を内外にコネクトしていくことです。

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★だから、パネルディスカッションは、議論するというより自分たちの想いを深く互いに語る対話になっていたのです。田中歩先生が生徒の皆さんに質問した時も、生徒のみなさんは、考え込まずに、瞬発力を発揮していました。野生の思考が展開していたわけです。

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★まさに、対話は潜在能力を互いに引き出す場だし、思考はその対話をリフレクションして潜在能力をさらに豊かにする過程です。対話という外延が潜在能力という内包を外に引き出し、思考は引き出された外延を内包に還元するという相互作用です。対話と思考は二元論や二項対立ではありませんが、単純に言葉の置換ではありません。外延と内包の往来を通して自己変容を生み出す創造的な弁証法なのです。

★そんなことを気づかせてくれるすてきな場でした。そういえば、J.S.ミルが「自由論」で、「表現の自由」といったとき、そこがどこで行われているのかと言うと、「ディスカッション」ででした。自由とは、まさにこうした「共創」の自由であって、自由「競争」を必ずしも言うわけではないのかもしれませんね。

★さて、新井先生の「PBL入試」の話や児浦先生の「思考力入試」話、および田中歩先生の「共感的コミュニケーション」の話などについては次の記事を参照していただければ幸いです。

〇和洋九段女子 入学手続き者前年対比150%!創発型PBLが生み出す生徒の良質活動支持される!

〇聖学院の思考力入試 市川理香氏の感動取材!12歳の男子が発揮する内なる力を目撃!

〇12月15日21世紀型教育カンファレンスを終えて(06)工学院 21世紀型教育機構の理論的支柱として実践モデル構築

 

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