2021年中学入試を読み解く準備(1)基礎情報①
★2月23日(日)、首都圏模試センターは「塾対象中学受験セミナー」を開催。場所は、4月から共学化し校名変更もした品川翔英中学校・高等学校。同校理事長小野時英先生の挨拶からスタートしました。首都圏模試センターの模擬試験を採用している塾を対象に、同センターの新しいサービスの説明が中心のセミナーです。
(小野理事長は、品川翔英の応募は中高とも順調にスタートできたと語った。この動きも2021年中学入試動向の新しいウネリの合力の1つ)
★中学入試情報の共有もそのサービスの一環です。同センター教育研究所北一成氏、しゅとcommuサポーター市川理香氏、同センターCPPリーダー立石哲也氏がパネリストとなり、多角的なアプローチや視点で語りました。私もしゅともしリサーチフェローの立場で、司会の役割を果たしました(汗)。
★新タイプ入試の増加で、首都圏中学入試の受験人口は増えていますが、2020年中学入試は単純に新タイプ入試の増えた分が上乗せされたという単純な話で終わらないのが、今回の質的なテーマだったと思います。
★4科目2科目入試を中心としている中学の動向もかなり動きがあったからです。
★また、新タイプ入試もプログラミング入試などその種類はさらに多様になり、適性検査型入試や思考力入試などで問われる深い思考力の質の向上など中学入試は量的リサーチと質的リサーチの両方が必要になってきました。
★今までは、量的リサーチを中心に中学入試動向は分析出来た部分が大半だったのですが、入試の質までリサーチしていく必要性がでてきたのは、2020年中学入試の動向の大きな変化です。
★4科目2科目入試と新タイプ入試の質的な接近が、首都圏中学入試市場に相乗効果をもたらすというのが、仮説の1つですが、それも含めて、2021年の中学入試を読みとく準備をしていきたいと思います。
※データや図は、首都圏模試センター作成。
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