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2020年2月19日 (水)

第4回新中学入試セミナー PBLと新タイプ入試が生み出す<自己変容型マインド>(6)パネルディスカッションへ

★北氏と中込校長の2つのキーノートスピーチと和洋九段女子の6人の中3生ファシリテーターによるSDGsすごろくワークショップのあと、今回のリフレクションタイムがやってきました。名モデレーターの鈴木裕之氏(GLICC代表・21世紀型教育機構事務局長)のもとパネルディスカッションが一般的な感じとは違う雰囲気で進行しました。清々しくそして深く。大テーマは「中学入試が教育を変える」でした。その要因の一つとして「多様な中学入試とPBLの未来への役割」があるというのがメインテーマでした。

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★パネリストは、北一成氏(首都圏模試センター取締役・教育研究所長)、新井誠司先生(和洋九段女子教頭)、児浦良裕先生(聖学院21教育企画部長・21世紀型教育研究所リーダー)、田中歩先生(工学院教務主任・21世紀型教育研究所リーダー)、和洋九段女子中3ファシリテーターの生徒6人でした。

★パネルディスカッションの中身及び様子については、鈴木氏が自ら21世紀型教育機構のサイトに掲載しています。<第4回「新中学入試セミナー」in 和洋九段ー自己変容型マインドセットが育つPBL>がそれです。セミナーのダイジェストなのに、簡にして要を得た感銘的な記事です。さすが言語思考の達人鈴木氏。氏の主宰するGLICCは、21世紀型教育の学びを中心としていて思考力とグローバル言語力を学ぶ機会がマインドセットされています。スタッフの多くがネイティブスピーカーとGLICCで大学に合格した帰国生がサポートしています。門を開けば、そこの公用語は英語です。世界をつなぐサイバー上の哲学対話ワークショップ授業が中心でもあります。

★3月はヨーロッパ縦断教育講演会ツアーに出るそうです。

★それから、アクレディテーションチームのコーディネーターでもある福原将之氏(株式会社FlipSilverlining代表)も、今回のセミナーの報告レポート記事を自身のブログ「科学カフェ」で詳細連載中です。福原氏は、もともと東大大学院で宇宙物理の研究をしていて、子供のための宇宙科学のワークショップも定期的に開催しています。常に満席の人気のワークショップです。

★そして、何よりコンピューターサイエンティストです。ですから、その記事はサイエンス論文さながら格調高くそれでいて読みやすいですね。工業化時代から修正工業化時代を経て脱工業化時代に転換する科学史的な発想、つまりリベラルアーツの素養を背景にブログは書かれています。世界のコンピュータサイエンティストが、日本ではリベラルアーツを学んでいないコンピュータサイエンティストが多いと嘆きます。それがコンピュータサイエンス分野で世界に遅れを取っている原因なのだとまで言われています。その点福原氏は世界標準のリベラルアーツのモノサシをもったコンピュータサイエンティストです。

★というわけで、パネルディスカッションの様子や内容についてはお二人のブログをぜひご覧ください。私の方は、今回のパネルディスカッションで気づいたことを書くことにします。(つづく)    

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