2020年中学入試の新タイプ入試の動向 神奈川エリア
★神奈川エリアも新タイプ入試が定着しつつあります。清泉女学院、湘南白百合、湘南学園などが動き始めたことは影響力が大でしょう。
★「思考力」に注目して骨太かつ多面的にアプローチする思考力型入試は、湘南学園と清泉女学院が実施します。湘南学園はSDGsの取り組みを学校全体で行っており、その活動はメディアでも放映されています。SDGsの活動は、広く深く世界の問題解決への重要な探究の道を拓きます。湘南学園の面目躍如ですね。
★清泉女学院のAP入試とは、アカデミックポテンシャル入試の略で、生徒1人ひとりのタラント(賜物)という潜在的な才能を引きだす深い思考力を活用する入試です。大量の知識をあらかじめ持っている必要はありません。グラフや図を多面的に読み込みながら、自分で問題を見出し、考えて行けるように問いの仕掛けがデザインされています。同校の教育には、論文編集という活動がありますから、そのエッセンスが反映しているともいえます。
★聖セシリアのグループワーク入試も思考力は大いに必要ですが、エンカウンター的なオープンマインドの大切さを共有できる人材を見出す入試でもあり、そういう意味では特色入試型の確固たるポジショニングを得ています。
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