2020年中学入試の新タイプ入試の動向 神奈川エリア
★神奈川エリアも新タイプ入試が定着しつつあります。清泉女学院、湘南白百合、湘南学園などが動き始めたことは影響力が大でしょう。
★「思考力」に注目して骨太かつ多面的にアプローチする思考力型入試は、湘南学園と清泉女学院が実施します。湘南学園はSDGsの取り組みを学校全体で行っており、その活動はメディアでも放映されています。SDGsの活動は、広く深く世界の問題解決への重要な探究の道を拓きます。湘南学園の面目躍如ですね。
★清泉女学院のAP入試とは、アカデミックポテンシャル入試の略で、生徒1人ひとりのタラント(賜物)という潜在的な才能を引きだす深い思考力を活用する入試です。大量の知識をあらかじめ持っている必要はありません。グラフや図を多面的に読み込みながら、自分で問題を見出し、考えて行けるように問いの仕掛けがデザインされています。同校の教育には、論文編集という活動がありますから、そのエッセンスが反映しているともいえます。
★聖セシリアのグループワーク入試も思考力は大いに必要ですが、エンカウンター的なオープンマインドの大切さを共有できる人材を見出す入試でもあり、そういう意味では特色入試型の確固たるポジショニングを得ています。
| 固定リンク
「入試市場」カテゴリの記事
- GLICC Weekly EDU(25) 静かに変わる大学入試問題 思考型問題の構造は中学入試の思考力入試と同型。構成主義がゆえに。(2021.03.06)
- GLICC Weekly EDU(24) GLICCの中国人スタッフのオリビアさんとの対話 東大の地理の問題とシンクロ(2021.02.27)
- 沖縄インターナショナルスクール PYP探究学習発表会 日本の教育のこれからを考える大きなヒント(2021.02.20)
- GLICC Weekly EDU(23) 麻布と開成の算数の入試問題の比較スタディーを通して見えるコト シンプルな学び方と思考の癖(2021.02.20)
- 新しい教育社会(29)New Power School市場をつくる工学院(2021.02.18)
最近のコメント