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2020年1月28日 (火)

八雲学園 生徒と共に進化する(1)

★Round Square加盟校の八雲学園。代表生徒たちが、毎年行われる国際会議に参加して、世界の200校のエスタブリッシュスクールの生徒たちといっしょにボランティアをし、世界の根源的な問題についてバラザという方式で議論をしてきます。

★昨年はインドで開催されました。テーマは"The World We Wish to See."で、まずはテーマに沿ってキーノートスピカ―の講演が行われました。初日は、農業分野で子どもたちを児童労働から守るために活動をし、ノーベル平和賞を受賞したカイラシュ・サティヤルティ氏。2日目は世界で初めて市民権を与えられたロボット"The First Robot Citizen"とキランガンジーさんの講演が行われました。

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★講演の後、生徒たちは、バラザスタイルの議論をします。各チームは各国の生徒たちで構成され、まさに国際会議です。バラザ(Baraza)とはスワヒリ語で"集会・会議"を意味する言葉ですが、Round Squareでは、議論の名称としてこのバラザを採用しています。結論を出すことが目的ではなく、価値観も文化も違うメンバー同士が多角的・多面的に語り合うことがねらいのようです。

★もうこの国際会議に参加するのは何回目でしょうか。最初に参加した先輩は、英語が堪能なだけでは議論ができないことに打ちひしがれ、帰国後そのことを先生方や生徒に語り、多面的・多角的に語り合う機会を自分たちも作る必要があると訴えました。

★八雲学園は、生徒のニーズや提案を真摯に受け入れ、形にしていきます。まさに生徒共に八雲学園は進化していくのですが、このRound Squareの国際会議体験は、今後の八雲生のさらなる世界性を広げる大事な話なので、先生方はすぐに何か動き出したいと生徒に返しました。

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★それが形になったのが、BMYA(Baraza Meeting in Yakumo Academy)です。すでに昨年12月に、インドで行われた国際会議の1つめの講演内容について、バラザスタイルで、議論したようです。国際会議に参加した代表生徒たちは、生徒全体の前で報告会も開きますが、BMYAで、体験を再現して共有することもするわけですね。

★今回は、インドの国際会議の2つめのキーノートスピーチの内容についてバラザミーティングを行いました。国際会議に参加した高校2年生を中心に、中学1年生から高校2年生までの多くの生徒が参加したということです。もちろん、男子生徒も参加したようです。(つづく)

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