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2020年1月 7日 (火)

自由と市場と組織と国家(14)創造主義志向の意志が生まれる:工学院の田中歩先生チーム・麻布・八雲・首都圏模試②

★昨年、麻布の平校長に、首都圏模試センターの北氏(同センター取締役・教育研究所所長)と山下氏(同センター取締役社長)がインタビューをしました。途中から別の打ち合わせがあって、抜けなければならないのに、失礼も顧みず同行させていただきました。平校長、北氏、山下氏の寛容さに甘えさせていただいたのです。

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★そのインタビューの様子を拝見して、北氏の引き出し方の真摯さと自然さと巧みさに衝撃を受け、ふとこの仕事をするのは自分では無理だなと感じました。平校長の表情が、北氏の問いかけに、実に豊かな変容を見せてくれたのです。静かに目を閉じながら言葉を選び慎重に語っているかと思えば、生徒についての問いになると、満面の笑みをうかべるのです。

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★そして、麻布の雄大な歴史と生徒の未来への問いについて語る時は、虚空を眺める詩人のように目を輝かせるのです。

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★麻布については、結構知っているつもりでしたが、あまりの奥行が内包されていて、それを引き出す北氏と山下氏の構えに驚嘆しつつ、自分にはできないと素直に感じました。

★そして、9月に首都圏模試センターの「私学の魂」で、北氏が圧巻の麻布論を書き上げたのを読んで、私立学校の情報発信の仕事は自分では失礼だと改めて思い、ここから私自身、この道から引退せねばならないと確信しました。情報発信は、ホンマノオトに限ろうと。ブロガーはブロガーで全うしようと思いました。

★ただ、救いだったのは、私学の魂の中で、麻布のOBが自分が受けたときの中学入試問題を生涯にわたって思い出の一コマとして語り続けるというセクションがあったことです。首都圏模試センターが本気で麻布の学校情報と生徒と教師の頭脳をリサーチしはじめたというのを実感したのです。

★私は、中学入試という分野では、やはり思考コードで入試問題に内包されている問いの構造をリサーチするというのを全うしようと決めました。もちろん、問いの構造を授業の中で展開するPBLのプログラムは学校教育という中で先生方と創っていくという仕事も続けますが、入試問題―思考コードー問いの構造―PBL授業というのは一貫性があるので、バラバラではなく、この一本の仕事をやりぬこうと。

★そうすると、麻布の問いの構造と工学院のチーム田中(歩先生)、八雲学園、首都圏模試センターの共通性が見えてきたのです。もちろん違いもあります。しかし、その違いこそ、実は麻布でも問題の視野に入れていない青年即未来の新しい領域だったのです。

★どういうことか?それは麻布における青年即未来の「青年」は言うまでもなく麻布生に限定されていて、それ以外の受験生は視野に入っていないのです。彼らの未来はどうなるのか?麻布に行かなかったから才能を開発できないのか?個性を発揮できないのか?そんなことはないと平校長もおっしゃるでしょうが、社会システムがそうはさせてくれないのが現状です。

★ところが、この常識を覆す挑戦をしているのが、チーム田中であり、八雲学園であり、なんと首都圏模試センターなのです。そんなことできるわけがないと思われるかもしれません。ところが、そうではないのです。(つづく)

 

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