12月15日21世紀型教育カンファレンスを終えて(08)工学院 グローバル教育4.0<地球を救う教育>へ
★工学院の高2の修学旅行は、今年グローバルプロジェクトにチェンジ。沖縄や東南アジアの国々、米国などをフィールドにSDGsに関連する探究活動を実行。最終的には問題解決の提案や起業のプロトタイプまでつくるということです。平方校長がスピーチしているその日も、ちょうど生徒たちは世界の舞台で探究活動に励んでいたわけです。
★平方校長はプログラムを新たに加えていくだけではなく、既存のプログラムもアップデートしていく。進化を止めないことが21世紀型教育の特徴でもあると語ります。
★したがって、グローバル教育3.0があと一歩で完成間近である今、平方先生はグローバル教育4.0を開こうというのです。
★平方先生は、ここまで、≪Z世代≫の生徒がG-STEAMをベースにSGDsに取り組んでいるということは、自然と社会と精神が分断されてきた20世紀社会を自然と社会と精神を循環させる21世紀社会を創造することになるだろうと予想しています。
★20世紀型教育は、この自然と社会と精神が分断されてきた20世紀社会を支える知識・技能を育成してきた。だから、この分断を循環に転換させる21世紀社会が必要なのが、それを作り出すのは、21世紀型教育なのだと考えています。
★20世紀型教育は、20世紀社会が組み立ててきました。社会の構築より遅れて整えられてきたのです。しかし、21世紀社会はまだありません。今度は21世紀型教育が先行しています。したがって、社会を支える教育から、社会を創る教育に転換します。だから、20世紀は経済の世紀で、21世紀は教育の世紀と呼ばれているのです。
★自然と社会と精神の分断は、自然破壊をもたらし、格差社会を造りだし、心の闇を深くしました。今度は自然破壊をなくし、格差社会をなくし、心の光を取り戻す循環社会へシフトするのです。この分断をもたらした根本的な問題は、化石燃料の覇権をめぐる争いです。循環に転換するには、化石燃料にかわるエネルギー革命を創出することです。
★平方先生は、循環社会にするということは、地球を救うエネルギー革命を生み出すことなのだと考えています。≪Z世代≫の生徒たちはここに向かって探究を活動をしていると予想しているのです。
★バイオテクノロジーとアートの融合するような直観ですが、考えてみれば、平方先生は、彫刻家であり、技術の教師であり、生物の教師でもあります。哲学を有した21世紀型教育の強烈なリーダーであるその背景にはそういう素養が広がっていたのですね。
★高次コミュニケーションはすでに田中歩先生が共感的コミュニケーションとカップリングして体現しています。意外とこの予想は加速度的に現実化するかもしれません。
★たしかに、この循環社会というユートピアは、工学院の生徒たちが取り組んでいる平和への探究がいきつく未来かもしれません。
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