生徒も集まる広報=PBL=評価=学習する組織 目が覚めるような新しい経験を!
★昨日、今日と連日ブレスト会議と戦略会議の往復を何度したでしょうか?久々に頭が本当に疲れてしまいました。経営陣と広報と教務の3つの側面をいかにしたら結合できるシステムを創り上げることができるのか?学内に浸透できるのか?学外にインパクトを与えることができるのか?丸2日間脳みそがぐちゃぐちゃになって、どうにかなるのではないかと一瞬不安がよぎりました。
★そんなときシスターの理事長とお会いしながら日本に米国からやってきた創立者の話を聞きながら、先に進めるきっかけをいただきました。そして、クリスマスカードとフルーツケーキも(感謝)。
★常に出会いは、目が覚めるような新しい経験よ。この経験が大切でしょう。私たちはそれを常に再現しなくては。その目が覚めるような新しい経験は、新しい人になる喜びという普遍的精神ですよ。伝統とは普遍的精神。でもそれは目が覚めるような新しい経験を通してそこに光となって現れるのよ。頼みましたよ本間先生。クリスマスおめでとう。また来年よろしくと。
★もう80歳を過ぎているとは思えない理事長の力のある言葉は、私の迷いを知っているかのように、一条の光となりました。
★私のPBLの話は、経営陣に届かない。付き合いの長い広報のメンバーもわかるけれど、インパクトをどう表現するかぴんとこない。動画やリーフレットでわかりやすく表現しても、それがどんなによいものでも、だから何かピンとこない。PBLのプロセスをわかりやすく表現しても、生徒の目の輝きを映し出しても、ピンとこない。
★いったい目が覚めるような新しい経験をどうやって受験生や保護者と共有できるというのだろうか?経営陣には、多様な問いを投げかけたが、どれもインパクトがない問いだ。回答に対するパッションが沸き立たない。
★育てたい生徒像をいくら問うても、ありきたりな回答しか共有できない。目が覚めるような言葉がでてこない。
★しかし、創設者がやってきたとき目が覚めるような新しい経験を共有したのだというシスターの言葉を頼りに、それは何か対話し続けました。評価の新しい意味、経験の新しい意味、思考の新しい意味、シラバスの表現の新しい提案・・・。どれも一つ一つはわかるけれど、全体として最適化していない。部分最適化だから、経営陣は耳を傾けてはくれるが、目は閉じたまま。
★耳をふさがないだけましでした。そんなとき、広報のメンバーが学習する組織の役割を掘り起こし始めました。本間さん、このチームを作る意味はそもそも何ですか?ピーター・センゲの話を型通りしましたが、それはもう何度も聞きましたよ。そうではなくて、どんな活動をするのですか。創造的な活動ってやつですよ。
★ウム、ウム、ウム、そうだよね。僕が今言っているPBLは、もう型にはまりだしているから、創造的ではないよね。今のままでは作業部隊になって、目が覚めるような経験を生み出す学習する組織にならないね。
★はいはいはい。PBLをという図を見るのではなく、その背景の地の部分を見てみますよ。ないですね。何もないですよ。でも、PBLを現場に置いてみると、その背景に地が現れてきますね。これですね。目が覚めるような新しい経験。
★どういうことだい。こういうことですよ。こんなにシンプルな7つのEのシステムがここには現れてきています。ああっ!経営陣も広報のメンバーも声をそろえたのです。
★これで、経営陣と広報と教務がOne Teamになれるねとなったわけです。そこから、来年以降に向けてのシナリオがあふれでました。どうやら、今年の9月からは<序>のリスムで、来春は<破>のリズムで、4月以降は<急急>というリズムのラインを描きそうです。
★結局、自分のPBLを捨てたところから、目が覚めるような新しい経験は生まれてきたのです。そして、PBLも新しくなります。それによってシンプルに誰にでも作成できるしかも無限のカタチができます。創造的ですね。今年のクリスマス・シーズンは、次のステージのビジョンを内側に映し出すよき時でした。感謝。
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