12月15日21世紀型教育カンファレンスを終えて(01)
★大学入試の準備、高校入試募集の解禁、中学入試の準備のピークを迎えている師走のご多忙な中、ご参加いただいた方には、心から感謝申し上げます。今まさに中学入試の準備をされている保護者の方々、学校の先生方、教育関係者の方々、未来を創る学校の校長先生方、ビッグな学校の理事長までお越しいただきました。また、懐かしくも学内で大学に異動した方がその報告もかねて会いに来てくださいました。大阪から私が最先端の学びの知の奥義を教わっている教頭先生もご夫妻で参加してくださいました。いつも参加してくださるジャーナリストも来てくださいました。心から感謝申し上げます。
★そして、工学院の田中歩教務主任と臼井先生は朝早くから会場設営など最後までサポートしていただきました。今工学院の高校2年生はグローバルプロジェクトで、全員が世界のあちこちに飛んで活躍しています。10人以上の先生方も同伴していますから、工学院の業務は多忙がピークを超えています。期末テストの成績処理もあるし、高校入試解禁のため個別相談に日曜日から詰めています。
★にもかかわらず、工学院の先生方も参加してくださいました。本当にありがとうございました。いつもいっしょに運営を協働していただいた3人のメンバーにはいくら感謝してもし尽せないでしょう。自分の会社に還れば一国一城の主なのに、知を尽くし、汗を流し。感謝です。
★私は、今年度で、講演会型のセミナーの司会をはじめ、21世紀型教育機構の事務局長としての役を終え機構を引退いたします。もちろん、機構のメンバーの方々との知と愛の絆は切れません(切られるかもしれませんが^^;)。還暦をとっくに過ぎた爺さんがいつまでも、居座っていては、未来を創る21世紀型教育機構の重荷になります。21世紀型教育研究センターも今年開設され、活発に活動しております。アクレディテーション委員会も私がいなくても、自律して活動しています。飛躍の道が着々と拓けています。
★2011年の立ち上げの時から第5期ブレイクスルーが生まれる前夜の2019年度まで、振り返れば長いようであっという間でした。その間、これからもですが、21世紀型教育機構は、様々なセミナーやカンファレンス、フォーラムなど会員校向け、一般公開向けの講演会やワークショップを行っています。
★実は、この機会は、非常に得難いものです。機構のメンバー校の先生方と準備のために<対話>を重ねます。講演やパネルに登壇される先生方も横の<対話>をいたします。ワークショップの時には、プログラムについて当然ブレスト会議があるのですが、実は年間通じていろいろなところでかかわっているからこそ、今年はこれをカタチにしようという想いがつのってワークショップに結実します。
★そして、21世紀型教育機構のイベントに参加される方は、子供たちの未来をいまここでどうやって実現していくか真剣に考えている方々ばかりなので、共感が生まれる講演やワークショップはいかにしたら可能か、みんなで議論するわけです。このように、21世紀型教育機構の発展は、メンバー同士の<対話>と参加された方々との<共感>によるエールによって豊かになっていったと確信しています。
★それゆえ、オープンニングのBGMもクロージングのBGMも、“How does a moment last forever?”でした。女性の世紀でもある21世紀を開くきっかけの1人エマ・ワトソンが演じた実写版「美女と野獣」のエンドロールで流れるセリーヌ・ディアンが歌ったテーマソングです。
★「何をしたら永遠の時は続くのか?それは愛すること。簡単ではない。でもトライする」というような感じで始まります。私たちは、それを「何をしたら持続可能性は創れるのか。それは人類愛による。ただ、簡単じゃない、でもやり遂げよう。何をするかが大切なのです」と読み替えています。
★21世紀型教育機構は、21世紀社会のビジョンを描きそれをサポートする教育環境を考えてきました。価値づけをし実践してきました。今、それが一定水準を超えて創出されています。それゆえ、いよいよ本格的にダイレクトに初等中朝教育の段階で、21世紀社会の未来を生み出すために、「何をやるのか」を議論する時がきたのです。もうWhyとHowでとどまる必要はないのです。DOあるのみです。
★そんなわけで、つまり、個人的な人生の切り替えの時も重なったので、司会というより、今回は21世紀型教育センターのみんなとトライしてきたジェネレーターの役割を果たすことにしました。やたら話す司会者だと思われたのでしょう。そのため、予定時間も伸びてしまいましたが、登壇者と参加者の脳神経をつなぐ介入をいたしました。ウザかったかもしれませんが、めずらしくシナリオをあらかじめ作りました。もっとも、パネルの時は、やはりアドリブ、インプロ手法で、シナリオプランニングは崩れ解放されてしまいましたが。
★でも、それが場の心地よいエンパワーです。長時間でしたが、瞬間の永遠を共体験できたことを、心から感謝申し上げます。カンファレンスの内容について、独断と偏見でまとめて引き続きご紹介いたします。
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