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2019年12月 4日 (水)

21世紀型教育機構の教育の質(02)BTⅡ&Ⅲ

★21世紀型教育機構の教育の質は、2013年から2015年を経てBTⅡが起こり、そこから2年経て2017年にBTⅢが巻き起こりました。

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★この2つのブレイクスルーが起こる間に今の機構の共通教育基盤ができました。2013年から2014年は、加盟校の順天と富士見丘がSGH認定校になったということもあり、英語4技能はCEFR基準でC1を目指ざすことになりました。また2016年に文化学園大学杉並がカナダのBC州と連携してDD(ダブルディプロマ)コースを開設するのですが、その前の2年間は認定への準備でした。工学院もケンブリッジイングリッシュスクール認定校への準備を開始していました。

★そういうレベルは、B2は必須ですから、それを達成するには、C1レベルを達成できる環境を創る必要性があったのです。

★また、海外名門校やシリコンバレーの周辺の動きやシンガポール、オーストラリアのリーサーチを経て、PBLとICTを融合する必要性を感じ、これも共通教育基盤としました。

★この間に聖学院の思考力入試がメディアに取り上げられるなど、PBLはかなり機構の特徴として意識されるようになりました。

★また2015年三田国際学園が開設され、C1英語×PBL×ICTは完全に共通教育基盤となりました。

★そんなわけで、2017年には、私たちのめざした男女御三家の21世紀型教育の質を超えるBTⅢが起こったのです。また、この時期第4次産業革命という言葉が使われ、そこに対応する教育を時代が要請してきたのに巧く対応できたのだと思います。

★ともあれ、このBTⅢは、さらに海外大学進学準備教育を共通教育基盤に包摂することを新しく決める契機になりました。富士見丘や聖学院の海外大学進学実績が飛躍したということもあります。

★また、八雲学園がラウンドスクエア認定に向けて準備を着々と進めていたのもこのBTⅢの時期です。PBLと言えば今や和洋九段女子ですが、同校が21世紀型教育機構に加入準備に入ったのもこのころです。

★機構の組織は一つの法人ではないので、トップダウンもボトムアップもありません。各加盟校の教育実践の切磋琢磨によって、目標を合意形成してきました。今後もそうなりますが、さらなる発展は、各加盟校の≪Z世代≫の生徒もこうしたらよいという提言できる機会を設けるようになっています。

★具体的な手法は、あくまで各加盟校ががんばるわけですが、加盟校が一丸となって、共通教育基盤を踏み台として活用するように足並みがそろったのが、2017年です。これが、機構を次のステージに進めることになりました。

★各加盟校が具体的にどのように戦略を立て進めていったのかいけたのか、そしてその過程で、≪Z世代≫の生徒自身が次のステージを見出すようになるのですが、12月15日のカンファレンスで、それは登壇される先生方が大いに語るでしょう。ご期待ください。

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