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2019年11月26日 (火)

PBLの世界(45)アイデアか実行力か。

★橋下徹さんの著書「実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた (PHP新書) 」は、わたしの幾人かの盟友と読書会したい本です。私立学校とはあまりいい関係にない方だし、グローバルな政治経済や新しい政治経済に関してはあまり参考にならないと言われるかもしれません。

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★たしかにそういう一面もあるでしょう。しかし、私立学校、特に首都圏の私立中高一貫校は25万人くらい≪Z世代≫生徒がいる巨大コミュニティです。今は、各校がそれほど強い絆で動いてはいませんが、対文科省となれば、ゆるやかですが、一丸となるわけですから、ゆるやかな理念共同体であるわけです。

★この組織は、そう新しいものでは確かにありません。しかし、サバイバルしようという意志は強いので、組織自体変容をしようともしています。

★このとき、この25万人くらいいる共同体が、未来に向けて一斉に動き始まるには、いつまでも東大ピラミッド受験社会にしがみついてはいられません。

★そこをぶち壊すのはだれでしょう。それは私の盟友あなたたちです。

★あなたたちは、1人ひとり、一国一城主で、自分の組織をもっていますが、そのビジョンは、私立学校全体にとって最適化されている必要があります。自分の組織との関係という部分最適化だけではなく。もちろん、いきていくには両方必要です。

★ただ、ひと・もの・かね・情報を動かして、25万人の共同体に影響を与えるには、私立学校全体と実はそれが世界全体にとって最適化されているものである必要があります。

★ローマのパパ様の来日はすてきでしたが、かのイエズス会がかつて日本にやてきた本当の意味を考えれば、13億人の共同体を動かすというのは、やはりひと・もの・かね・情報をいかに巧みに、そして世界が納得する理念で動かすかです。

★宗教団体だけではなく、IT業界だって、何億人も動かす力をもっています。

★しかし、ローマのパパさんが小さな国バチカンで大きな動きをつくっているように、IT業界が少ない経営陣で世界を動かしているように、25万人の小さな共同体は、世界を変えるエネルギーを持ちえます。

★どうやって、そのとき橋下徹さんのこの書は参考になるでしょう。私の盟友のみなさん、ぜひひと・もの・かね・情報をダイナミックに動かしていきましょう。新年会はそこにテーマを絞ってやりましょう。私はノンアルコールドリンクで参加しますが。

★そうそう、アイデアか実行力か?それは組織がアイデアを必要としているか?実行力を必要としているか?両方を必要としているか?です。どんな組織にしたいかは自分たちが対話によってきめればよいだけです。橋下徹さんの属した組織はアイデアより実行力を優先しなければならなかった理由があったのでしょうね。

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