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2019年11月 7日 (木)

新しい学びの経験(01)新しい授業か古い授業か、きちんと観察して学校選択をする。

★今の12歳が2040年になったとき、33歳になっています。これまでの学びでは、つまり多くの人は学校の授業での学びの時間が長いですから、その授業が今までのままだと、相変わらず出来る人は出来る、できない人できないままです。そして、2040年から2060年の間に、生産年齢人口は半減しますから、従来型のリーダーシップを発揮する人も少なくなります。

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★そして、国力も半減するわけです。少子高齢化もそのときはかなりものです。経済はわるくなるは、高齢者を支えなくてはならないはで、今の12歳はたいへんな苦労を、このままではすることになります。

★これを回避するには、所得倍増ができる学びを生まざるを得ないのです。それには、12歳の子供たち全員がソフトパワーを生み出す創造性をいかに自ら発出できるかにかかっています。

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★それには、これまでの一方通行型の知識伝達型講義や問答形式の知識確認型の授業は適さないのです。なぜかというと、この形式は授業に参加している生徒が全員思考できる機会を作っていないからです。その知識を活用できる一握りの生徒しか思考しないようになっています。今までは、それでよかったのです。競争社会で勝ち抜いた一部の生徒が世の中を動かすポジショニングを確保してやってこれたのです。それだけの経済的背景があったのです。もちろん、格差やその一握りの人間による抑圧組織や社会はたまったものではありませんでした。今もまだ続いていますが。

★しかし、これからは、特に2040年以降は、このままだと経済状況が悪くなります。そんな状況下で一握りの人間が自己利益のために、ふんぞり返っていたら、どうなるか、説明するまでもないでしょう。

★そこで、対話(教師と生徒のではなく、生徒と生徒の)を通して協力しながら思考し発想を合力に転換できる新しい学びが重視されるようになったのです。

★和洋九段女子の人気がでてきたのは、学校に行けば、多くの授業が、PBL型になっているために、生徒がみな目をキラキラ輝かせている姿を見ることができるからです。文化学園大学杉並のDDコースは、すべてミニPBL型で、その見事な成果は、メディアも注目しているほどです。

★八雲学園も、ラウンドスクエアに加盟し、世界のエスタブリッシュな私立学校の多くがPBL型であることを身をもって知り、加盟校として、自分たちもPBL型にシフトしています。

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★聖学院や工学院は、上記の<新しい学びの経験>の典型的パターンに、第二の脳としてレゴを活用するPBLやlearnnig by makingというアクティビティを挿入して、パワフルなPBLを実施しています。すでに生徒がどんどん外部の他流試合で大活躍していることは徐々に知られるようになっています。

★授業が典型的なパターンを基礎として行っている学校は、国内外のフィールドワークも研修旅行以上の学びの成果をあげています。

★子供たちの未来を考えれば、<新しい学びの経験>を創ている学校を選択することは時代の必然かもしれません。この図をもとに、オープンキャンパスで、どのタイプの授業が実施されているのか観察してみましょう。自分たちが経験してきた一方通行型講義や教師と生徒の問答による対話型の授業で終わっていないかどうかチェックするのは、本当は何よりも重要なことなのです。

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