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2019年10月24日 (木)

2020年からの中学入試(32)人気男子校を追う

今年10月に実施された首都圏模試センターのデータから、首都圏人気校を抽出して今後追っていこうと思います。10月くらいから併願の決定も進み始めているはずですから、時期的にはちょうどよいでしょう。各校の勢いや、全体の動向が推理できると思います。ここでいう人気校というのは、同センターが集計している志望校の登録者人数が昨年より増えている学校のことを示しています。

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★まずは男子校から。寮制学校は東京会場の志望者数です。五十音順です。

海城
学習院
暁星
京華
攻玉社
城北
巣鴨
聖学院
世田谷学園
高輪
桐朋
日本学園
日本大学豊山
早稲田
栄光学園
城西川越
静岡聖光学院
函館ラサール

★同センターのデータによると、男子校は48校集計されていますから、上記人気男子18校は、男子校の37.5%を占めています。

★隔年現象で人気校というところもあるでしょうが、海城、暁星、城北、巣鴨、聖学院、世田谷学園、静岡聖光学院のように学内で新しい動きを開始したところあるいはその中でも、海城、巣鴨、聖学院、静岡聖光学院のように<新しい学びの経験>の環境を生みだしているところには、志望者が集まっているというのは、日本にとっても希望です。

★英国の「エコノミスト」元編集長ビル・エモット氏などは、日本は教育投資で人的資本を強化することで世界に貢献できると語っていますが、それは昨年のノーベル経済学賞受賞者ポール・ローマ氏の「内生的成長論」にも呼応しています。もっとも。ポール・ローマ氏は、日本だけのことを言っているわけではないですが。

★中高段階では、<新しい学びの経験>の環境を創っている学校を選ぶというのが、教育投資と言えるでしょう。もちろん、ビル・エモット氏やポール・ローマ氏は、個人レベルの投資ではなく、もっとマクロの話なのでしょうが、AI社会へ徐々にシフトしている時代です。個人の投資判断は小さいようですが大きな影響を与えるようになるでしょう。

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