工学院フォーラム STEAM視点が開く新しい世界
★10月27日(日)、工学院で、「第1回21世紀型STEAM教育フォーラム」が開催されます。ファシリテーターは、田中歩先生(工学院教務主任・21世紀型教育研究センターリーダー)、後藤隆宏先生(工学院国語科教諭・21STEAM教育リーダー)、福原将之氏(株式会社FlipSilverlining 代表取締役・21世紀型教育機構サポートメンバー)、そしてパネラーとして児浦良裕先生(聖学院21教育企画部長・国際部長・広報部長・21世紀型教育研究センターリーダー)も登壇します。
★なんといっても、工学院生のファシリテーターといっしょにマイクラで世界を創るワークショップを行えるのは画期的でしょう。
(国際コンクールのゴールドメダリストもファシリテーターとして参加)
★後藤先生によると、ICTを活用することで、頭の中で描いたものを創造することもあるが、ICTを使いながら創造物を生み出すこともあって、そこはレゴ同様セカンドブレインの作用も大きいということです。しかし、プログラミングは2つの脳を巧く活用し試行錯誤しながらもの創りにつなげていくなかなか今までにない学びがあるそうです。
★そして、このSTEAM視点とデバイスを教科授業に持ち込むことによって、たとえば、源氏物語の世界の見方が変わると言います。今回は社会の知識問題をICTを使うことによって、思考に転換してしまう世界を教科授業の中で広げてしまうということをやるそうです。
★田中歩先生も、英語の授業でICTを使わないことはなく、ICTという「モノ」が実は世界を教室に広げる作用を認めないわけにはいかないというのです。つまり、主観が世界をつくるのではなく、客観的と思われてきたモノに眼があるわけです。主観と客観は互いに融合し合い、人間には見えない世界を授業の中で見てしまう新しい世界との接点が生まれているのです。
★ここには、「主観―客観」図式という近代哲学を脱構築する新しい哲学の発想が既にあります。まだ、日本の教育ではこの新しい哲学の必要性について気づいていません。ところが、IBを取り入れている学校では、当局が気づいているかどうかにかかわらず、来年から変わるTOKによって、この新しい哲学の視点を若干とり入れることになるでしょう。
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