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2019年10月28日 (月)

STEAM教育(06)Peer Instructionのアップデートが明日の世界を創る

★明日の世界を創る方法は、すでにあります。特にZ世代のinter脳身体循環系の中に暗黙知としてあります。世界の作り方スキルを引き出すワークショップは90分くらいあればできますが、それを実装して適用し、さらに新しいものを生むとなると、1人の力ではできません。

Mazur

★そして、時間もかかります。学習する組織をつくって、トレーニングをリアルにやると2040年には間に合いません。小学校高学年から高校3年生までのZ世代が大学卒業して40代後半になっている時期にまだ、今のままのくだらない哲学もどきや素朴自然科学論や感情的社会論やゆでガエル安心安全マインドフルネスでサバイブできるのでしょうか。

★できるわけないですね。そういうの全部、ゴミ箱に捨てましょう。そして、教育はICTと対話のダイアローグで、まっしぐらに化石燃料を使わなくても生きていけるエネルギーイノベーションをつくってしまいましょう。自然エネルギートは別物です。

★こういうのをユートピアだと言って、ダースベーダーがディストピアの正当性を誘うのを断固拒絶して、新しい学びの世界を創ってしまいましょう。いきなり学問の世界でいいんです。

★初等中等教育と大学の境目をつくるから、世の中おかしくなったわけです。階層構造で、進める人間と進めない人間を生み出す社会構造、経済構造。そんな構造自体不要でしょう。もはやZ世代には。

★現実主義者がニヤニヤし、ギラギラした目つきで、ユートピア発想にアイロニーをいい、クソ論理でどうやって証明するのだともっともらしいことをいいますが、まだないものは検証できないでしょう。確からしさしか言い得ないででしょう。

★教科も探究も捨てて、いっきに学問へ。ただし、この学問は象牙の塔の学問ではなく、好奇心、開放的精神、なぜだろうという問いの視点(COD)をフル活用する学びのことです。そこで気づいた問題を、ただひたすすら好奇心、開放的精神、なぜだろうという問いのループを続けていく、時には組み替えていくCODシステム思考あるのみです。

★教育の改革、それは幼稚園から学問を行う姿勢を養う環境を創るというコトですね。

★それには、エリック・マズールのPIという学びのイノベーションは実に奥行きが深い。このことに気づける人は、ほとんどいなかったのですが、今日ミーティングしてきたある私立小学校の先生方で構成しているプロジェクトメンバーは、ブレイクスルーしました。

★その学園は幼稚園・保育園がないので、小学校から学問としてのCODシステム思考を形成していきます。ICT1人1台の環境にありますから、それはできるのですが、手法を学ぶ姿勢では絶対にできません。CODシステム思考がZ世代にとって命をつなぐ武器だと思う直感があるからこそできるのです。

★その学校は21世紀型教育機構の学校ではありません。新しい学校に生まれ変わるでしょう。もはや今の学校という形はなさなくなると思います。次の学びは、構成主義とか構築主義(英語は同じです)とかを超えていきます。

★21世紀型教育機構もなんとかここに追いつきそうですが、学校組織が従来のままではブレイクスルーにはもう少し時間がかかります。2021年に目覚ましい結果を出しますが、それはブレイクスルーではありません。今までの教育とは違うけれど、土台は同じで、そこでシナリオが違うだけです。

★新しい学びは、土台そのものが違います。新しい地平から出発するということでしょうか。私は残念ながらそこの世界には行けません。ただ、見送るだけです。今の受験態勢の市場で生きているからです。ここを立ち位置にしている限り、次の世界を創ることはできません。悲しき世界で生を全うするしかないのです。

★でも、娘夫婦やその子供たちのために、そして、Z世代のためにバトンではなく、この世界をぶっ壊して新しい世界を創るイノベーションスキルを創れたら本望です。

★エッ!ウザイ?ですね!自分が受験態勢の市場の外に生きればいいじゃん。その通りですね!了解です。ワクワクしてきました。

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