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2019年10月25日 (金)

STEAM教育(03)工学院の女子生徒 世界で活躍する。

★工学院大学附属中学校・高等学校の生徒10人は、Asian Student Leadership Conference2019に参加しました。シンガポールで開催される5日間のプログラム。ASEAN諸国の若者が集い、今年度の会議テーマ、Building a Sustainable Society に沿った5つのトピックについて議論し、最終日はアジア諸国の起業家を招き、生徒たちは自分たちの起業案を発表したということです。

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(写真は、同校facebookから)

★そして、中学の女子生徒チームが見事にゴールドメダルを受賞したのです。グローバルな視野、英語力、アプリを制作するテクノロジー、世界の問題を見通す思考力などトータルな力を発揮したのでしょう。

★今回のプログラムでは、アントレプレナーシップというものは、創造性とテクノロジーとビジネスの話だけではなかったようです。たとえば、シンガポール国立大学にてリーダーシップ・チャレンジ活動をするプログラムもあったようです。そこで、リーダーの5つの資質、手本を見せる、展望を共有する、創造性を発揮する、協力する、他者を巻き込むことを、ガンジーなど世界を代表するリーダーのエピソードと、プログラムの経験の両方から気づいていったようです。誰もがリーダーであり、世界を変える可能性を持っていることを共有したとはものすごい経験をしてきましたね。

★また、Givefunds創設者のエドワード氏と建築家のヤン氏のキーノートスピーチ、SIMのCEOであるチン氏からの激励も受けたそうです。『社会問題を見つけた時はいつでも、その問題を解決するのための仕事を作り出すチャンスがある』ことを学んだということです。ビジネスと社会貢献の統合という社会的インパクトの重要性について気づいたということです。

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★かくして、工学院の生徒は、STEAM的な技術力や創作力と世界のリーダーの語りを英語で聞き、東南アジアの国々から集まってきた同世代やシンガポール国立大学のメンター学生と対話できるグローバルな視野と英語力を総合した能力を開花しているのです。

★STEAM教育というのは、やはり世界貢献とビジネスを統合する創造力を生み出す教育が土台にあるわけです。ダイレクトにその創造力を使って、モノを作るSTEAM教育とインダイレクトですが、創造力を生み出す教育という2つの教育活動があるわけです。

★工学というと男子生徒の18番というイメージがあると思いますが、これからは、創造力を生み出す哲学的な学びと制作物を創造する科学技術的な学びの両方が必要になります。そうなったとき、もはや男子向きとか女子向きという古いイメージは払しょくされることでしょう。両者の協調こそが重要であり、そういう意味で、共学校の新しい教育システムをデザインしているのが工学院だといえます。

10月27日は、工学院で行われるSTEAM教育フォーラムには、新しい共学校、新しい女子校、新しい男子校を生み出そうとしている学校の先生、塾の先生方、教育関係企業の方々、ジャーナリストが参加します。そして、そのような学校を選択しようという保護者も参加します。スモールサイズのフォーラムですが、世界を変えるエネルギー量はかなり大きなものになるでしょう。

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